これから先の精神的問題 | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

今年は早めにこの話をしておきたい。
今日の話は、中学受験が2人目.3人目という経験者親御様ならばご存知のことかもしれません。
 
 
これまでの中学受験への道は、全く以ってマセガキが有利です。精神的な成長度に左右されることが多かったですよね。
計画的に忍耐強くやっていくということ、受験そのものの意味と意義を理解して進んでいくこと。心の強靭さが必要です。
自発的な動きが要求されることもマセガキに有利な側面です。
 
実際に東海高校の生徒を電車の中でみると
"どこのオッサンだ!"
ということはあります。
 
ただ、ここからは、その成熟度がネガティブな方向性を生むかもしれないということです。
 
純真無垢な子供には受験の意味なんてよくわからないかもしれません。受験なんて模試と変わらないかも。塾合同開催のイベント事みたいなもの。
そこにプレッシャーは強くはありません。
 
しかし、成熟度が高い子供であれば、受験の意味をはっきりと認識しています。自分自身の価値を賭けた戦いだと認識しているでしょう。そして、周囲の期待も感じています。だから、激しいプレッシャーを持つことがあります。
 
その結果、体調不良や様々なストレス反応を起こすことがあります。これまではストレスやプレッシャーに強いと思われていた子供がそのようなことになるので、親御様は困惑するものです。
 
そこで私は提案したいのです。受験までの間、出来る限り夕食は食卓を囲んで食べていただきたいのです。子供は塾があり、親御様は他に用事や仕事などがあると思うので、毎日は難しいかもしれませんが。それがストレスを緩和する一番の方法だと思うからです。
 
本当に精神的にも体力的にも詰まってきてしまったのであれば、休ませてください。この時期は一日休むことは、一日の後退には繋がりません。二倍加速するために、一日くらいは貯めを作る時間も必要でしょう。
更に今年は世相が混乱していて、知らず知らずに疲労を蓄積することも考えられます。
 
こういった一つ一つの現象も、子供の成長に必要な過渡現象だと思います。親御様の深い愛で見守っていただきたいと思います。
 
いくた