何かを実現する際、
この現実世界で
「行動力」は不可欠ですよね。
ただ、この世界には
光と陰・昼と夜があるように、
ものごとには両側面があります。
なので、行動力が大切であるならば、
「休止力」も不可欠。
つまり一旦立ち止まり、
自分のあり方や思いの出所を、
確認したり、内面を育てることも、
欠けてはならない大切なこと。
「止まるチカラ」と
頑張らなくても幸せになれる
ユルミのヒントを、
お伝えしようと思います。
(なかなか行動ができない・・
というかたにオススメです)
♢
この内容は、
頑張っても頑張っても、
なぜか幸せを感じづらい。
いつになったら幸せに辿り着けるの?
そう思っている方に向けて、
届けられたらと思って書いています。
まずはじめに
「頑張らなくても」と聞くと、
なにもしなくていい、
と受け取られかねないので、
少し補足を。
一言で頑張ると言っても、
●自分の内側から出てくる
想いや動機で努力を重ねる
●自分以外からくる期待や目標に
向かって無理を重ねていく
があると思っています。
「頑張らなくても幸せになれる」
で指している「頑張る」は後者。
なので、
「頑張らなくても...」とはつまり、
自分以外からくる期待や目標に向かって、
無理を重ねていくのを
手放すということです。
でもこれ、
自分でもどの頑張りなのか?
どうやって手放したらいいのか?
わからないことが多い。
色々な先生に学んで来た中で、
先生によっては、
ただ「決める」ことだとか、
コミットするだとか・・
色々なアドバイスをいただいたけれど、
それができたら苦労はいらなくて、
なかなかできないから苦しいんですよね。
私もそれで苦しんできた一人で、
頭でわかっても、行動が伴わない、
そのギャップがさらに苦しい、
そんな期間が長くありました。
そんな私がなぜ、
「頑張らなくても幸せなれる」
と感じられるようになったのか?
ちょっと長くなるので、
また数回に分けて書いていこうと思います。
♢
自分以外からくる、
期待や目標に向かう頑張りを、
手放すために、
大切なのが止まる力。
実は、動いている時には、
その頑張りがどこから来てるのか、
見えないことが多いけれど、
一旦立ち止まって、
自分の内を感じてみると、
見えてくること、
感じられることがあります。
でも見たくない時に働くのが、
止まることへの抑止力。
♢
例えば、
「10分間何にもしないで」
と言われたら、
あなたはどんなことを感じますか?
もし
何もしないことに
居心地の悪さ
を感じたら、
「止まることへの安全装置」が、
かかっているかもしれません。
実は、
数年前までの私は、
止まることに対して、
強烈なまでの居心地の悪さ
を感じていました。
♢
少し自分の小さな頃の話を。
私は事業を営む家に、
一人娘として生まれてきました。
幼稚園に入る前から塾通い。
プールやピアノ、リトミック、
毎日様々なお稽古事で、
週6日は予定がぎっしり。
親は「好きなようにしていい」
そう言ってくれたけど、
いつもどこかで、
期待を感じていました。
一方私は、
2歳から塾に通ってるのに、
勉強の一切がちんぷんかんぷん。
小学校低学年にして30点標準。
学校にも馴染めず不登校の私。
塾や家庭教師の先生、
心理指導や祈祷師さん、
あの手この手、
親としては手を尽くしてくれたけど、
何をやらせても、
何をやっても全然できない。
そんな私を見ていた母は、
せめて人並みに・・・と
願ったのでしょう。
「せめて人並みに」が
我が家の合言葉になりました。
中学に入り、心機一転!
頑張らなくちゃと、
教科書を開いてみるけれど、
自分が何を分からないかすら、
さっぱり分からない。
だけれど、
いつかは人並みに、
普通の子みたくなりたいと、
頑張って頑張って頑張りました。
自分なりには・・
でも、
「残念ながらこの成績では
進学できる高校はありません」
そう宣言されたのは、
中学3年生の夏。
藁をもすがる思いで、
近くの進学塾の門を叩きました。
厳しいと評判の塾。
結果、ここで出会った先生は、
私を馬鹿にするのではなく、
どこで躓いているのか、
ちゃんと受け止めて、
わかる方法で説明してくれました。
おかげで、勉強の面白さを知り、
ちょっと変わったルートで、
大学にも進学できました。
♢
実は今でこそ、
ディスレクシアという言葉が、
一般的になりましたが、
私は文字を読むことに、
困難があります。
書けるけど、
ぎっしり文字の詰まった本は、
文字が追えないのです・・
(多分両親もそのことは知りません。。
恥ずかしくて人には、
あまり言わなかったから)
じゃあ、どうやって卒業したか?
大学で出る課題や教科書は、
人に頼んで要約してもらい、
口頭で書きたいことを伝え、
論文の枠組みを作ってもらう。
そしてその枠組みの中で、
自分の考えたことを書くというもの。
ただ、
文字表現が苦手な分、
制作物という形で提出することも多く、
私が通っていた学部は、
そういった発想を、
よしとしてくれたり、
就職先が見つかったり・・
人生で大変なことは、
たくさんあったけれど、
ありがたいことに、
幸運にも恵まれていました。
・・・・・・
方法はともあれですが、
幸せと呼ばれるものを手にした時、
私の中にあったのは、
幸せだという感じより、
もっと頑張らなくちゃという、
プレッシャー。
でも頑張っても頑張っても、
どこまで言っても辿り着けない、
心の安らぎと安心感。
やっぱりできないことばかりで、
「人並みになる」は、
どこまでいっても辿り着かない目標。
♢
幸せなんだけれど、
一瞬幸せを感じたら、
もう次の目標に向かって走り始める。
「もっと頑張らなくちゃ」
「休んでなんていられない」
漠然とした不安に、
いつも駆り立てられる、
そんな感覚でした。
♢
そんな私に人生に大きく影響を与えた
2つの転機がありました。
一つ目は人生初の長期休止。
もう一つは、
あるお友達を通じた、
女性としての生き方でした。
長くなってしまったので、
今日は一旦ここまで。
次回は、
私の人生を豊かに耕してくれた、
「休止期間」
育ち直しの十数年について、
書こうと思います。
♢
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