すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

空間に時間に意味を求める

2020年06月01日 | 雑記帳
 去年の5月末に「これほど天気が良かった5月は記憶がない」と思ったことを記憶している。確かに書き留めてもいた。まあそれは、4月から非常勤ながら仕事を得て新たな刺激を得つつ、休日も山菜採りなどで充実していたからだろう。今年の5月はどうだったか。五月晴れの日は多かったが、やはり心は曇天か。


 今年も変わらず家のハナミズキは咲きました2020.5.5


 図書館は全面休館から電話予約貸出のみという段階を経て、月半ば過ぎより開館となった。配慮は続いており利用者は少なめである。学校や子ども園等に向けた通信活動は一応こなした。町広報に書いた冒頭文は「読書場面の多くは『不要不急』なのかもしれません」だった。だからこそ、読書文化を停滞させたくない。


 木造校舎が懐かしい。町内撮影に出かけて久しぶりにパチリ2020.5.24

 山の恵みを求めて通ったコロナウィルスとは無縁の場所では、変わらず鳥がさえずり、草木が伸びる。俯瞰してみれば人間の脆弱さを痛感するが、自然の中ではそんな考えもまた弱々しい。空間も時間も支配しようと歩んできた人間の歴史の中で、一瞬の瑣末な存在でしかない己。この「六月」にも意味を求めている。


 孫ともよく散歩したひと月。スナップで草花を撮るにもよい時間。2020.5.25


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