こんにちは。今日は新店舗になる建物のお話です。
建物がある場所は、旧店舗の向かいの三軒長屋の真ん中。
こちらの建物、昭和5年に建てられたそうで、というのも今からおよそ90年前なので、図面なんてものはなく、登記簿からおそらく昭和5年と推測しているにすぎません。
こちらの建物ではかつて、「キャンディ中村屋」という、おでん、鯛焼き、かき氷などを売る庶民的な食べ物屋さんをご夫婦が営んでおりました。ダンナも子どもの頃、よく買いに行ったり、2階に上がらせてもらったりしたそうです。
↑現在とは場所が少し違いますが、代々続いていた中村屋さんであることが古地図から分かります。
また、鈴木米店一代目の祖父は、上の八丁堀食糧所の一部を買い取ったようです。
ご主人が亡くなった後はお店を閉めてしまい、長らく経っているので外からはお店の面影はないのですが、このたび、この長屋を私達がリノベーションして再生させるために中に入ってみると、当時をしのばせる面白いものがたくさん出てきました。
ご近所さんから贈られたであろう、古時計。お店で使っていた羽釜。
急な階段を上がると、2階に二間の空間。その間に古い戸が立てかけてあったので外してみると、なんと!隠し階段!?
この先に何があるのか…それはまたのブログでご報告します!