マッチポンプ野郎をリーダーにしてはいけない理由

リーダーになってはいけない人はどういう人?

という悩みにお答えします。

 

結論、マッチポンプ野郎をリーダーにしてはいけません。

 

あなたは部署が潰れて失業した事はありますか?私は部署が潰れて失業した経験が3回あります。

 

部署が潰れる理由は利益が出ないからです。競争に負けたら淘汰される事は資本主義社会では健全と言えます。

 

潰れる部署にはいくつかの問題があるのですが、組織を悪い方向に動かすある共通点に気づきました。マッチポンプ野郎がリーダーになっていた事です。

 

本記事では、

マッチポンプ野郎をリーダーにしてはいけない理由とその対策

をお伝えします。

 

目次

マッチポンプ野郎をリーダーにしてはいけない

マッチポンプ野郎をリーダーにしてはいけません。

 

マッチポンプ野郎って何?と思いますよね。解説します。

 

まず、マッチポンプの意味です。

 

マッチポンプとは、自らマッチで火をつけておいて、それを自らポンプで水を掛けて消すと言う意味で 偽善的な自作自演の手法・行為を意味する和製外来語である。

 

私が言う「マッチポンプ野郎」とは、

 

  • 自分は行動しないくせに
  • 他人に仕事をたくさん依頼する事で間接的に問題を引き起こし
  • さらに、発生した問題を解決する事に多くのリソースをつぎ込む人

 

です。

 

「マッチポンプ野郎」を「○○企画部のような部署に10年以上いて政治力を持っている人」と仮定すると分かりやすい方もいるかもしれません。

 

大企業には、自分では行動しないくせに、仕事を依頼する能力と、他部署の人を巻き込んで問題を解決させる能力だけが高い人がいます。

 

このようなマッチポンプ野郎がリーダーになると部署が潰れます。

 

マッチポンプ野郎の行動パターンはリーダーに向かない

マッチポンプ野郎の行動パターンを説明します。

 

まずは一般的に、依頼者が仕事を依頼し、実行者が仕事を実行し、仕事が完了するまでのパターンを書きます。

 

パターン1

(依頼者) 仕事を依頼する

(実行者) 仕事を実行する

 

これで完了する事が理想です。実行する人が主導権を握っている場合は、実現性が高い実行計画を立てられるのでこのパターンになります。

 

 

パターン2

(依頼者) 仕事を依頼する

(実行者) 仕事を実行する→問題が起きる→実行者主導で問題を解決する

 

実行時に想定外の事が起きた場合に発生するパターンです。望ましいパターンではありませんが、実行段階で問題が発生する事はあるので仕方ないです。

 

 

パターン3

(依頼者) 大量の仕事を依頼する

(実行者) 仕事を実行する→問題が起きる

(依頼者) 他部署の人を巻き込んで問題を解決する

 

依頼者がマッチポンプ野郎のパターンです。依頼者は、大量の仕事を依頼しておいて実行段階には参加しません。問題が発生したら出現し、他部署の人を巻き込んで問題を解決させます。

 

 

マッチポンプ野郎は、上司から見ると一見仕事が出来るように見えます。

 

もしあなたの部署のマッチポンプ野郎が

 

  • 仕事を依頼した時点
  • 問題を解決した時点

 

のダブルで評価されているとしたら、あなたの部署は危険です。

 

マッチポンプ野郎をリーダーにしてはいけない理由

マッチポンプ野郎の問題点は、自分の成果のためにコストを無駄に使用する事です。

 

以下の行動によってコストに悪影響を与えます。

 

実行者の生産性を下げる

マッチポンプ野郎は、実行段階の事を考慮していません(考慮する能力を持っていません)。

 

実行者が問題が発生する事を予見して「問題を予防しよう」と提案してもそれをねじ伏せて実行します。

 

これは実行者の士気と生産性を下げます。実行者は「出来ない」と思いながら実行するので成功確率が下がります。

 

間接的に問題を発生させる

マッチポンプ野郎は、社内への影響力が大きいので「社長の視点で考えるとこれは必要、この機能がないと売れない」のように主張して上司および実行者にGoを掛けさせます。

 

実行者に仕事を突っ込む事が自分の成果に繋がるので、実行者のキャパシティを超えた仕事を依頼します。結果として間接的に問題を発生させます。

 

問題解決に他部署のコストを利用する

マッチポンプ野郎は、問題解決時に他部署の人を巻き込みます。巻き込まれた人は本来やるべき事を止めて問題解決に当たる事を強制されます。

 

問題が発生した事で周りの人は他の価値を創造する時間を奪われます。

 

このようにマッチポンプ野郎は部署に悪影響を及ぼします。

 

マッチポンプ野郎への対策

対策はシンプルです。

 

もしあなたがマッチポンプ野郎の上司だったら、マッチポンプ野郎をリーダーにしない・リーダーに留まらせない事です。

 

実行者が問題が発生する事を予見して「問題を予防しよう」提案する場合、それを真摯に検討出来る体制にする必要があります。

 

 

理論は簡単ですが、これを実行するのは難しいです。

 

マッチポンプ野郎の上司からすると、その部署に10年間貢献してきた人物をリーダーにしないのは難しいでしょう。

 

私が出会った3人のマッチポンプ野郎も、その上司はきっとリーダーにしない選択は出来なかったと思います。

 

でもこれしか対策はありません。部署の運命はマッチポンプ野郎の上司に掛かっています。

 

 

もしあなたがこのような部署のメンバーだとしたら、マッチポンプ野郎をリーダーにしない・リーダーに留まらせない事を進言してみてください。

 

対策がなされない場合はあなたがその組織から抜けるしかありません。

 

マッチポンプ野郎をリーダーにしてはいけない理由 まとめ

  • 理由は、『実行者の生産性を下げる・間接的に問題を発生させる・問題解決に他部署のコストを利用する』点で悪影響を与えるから
  • 対策は、マッチポンプ野郎をリーダーにしない・留まらせない事
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