ブルキナファソの治安状況のまとめ(6月~8月)

2019年6月~8月の治安状況, 清水作成(出典はお問合せ下さい)
9月、10月にブルキナファソ渡航を企画しています。昨年度よりジワジワと治安悪化してきたブルキナファソ。外務省の資料によれば、首都のワガドゥグはレベル2なのだそうです。レベル2は内規として調査の是非を検討する、という基準で、「是非の検討」は結構な量の書類の提出を求められる。

そんなわけで最近のブルキナファソで起こった襲撃事件などの情報をまとめるようになったので、ここでシェアしてみようと思う。(出典を入れると見えなくなってしまうので、必要な方は、直接お問い合わせください。多くがSidwaya、Le paysの現地紙と大使館のHPです。)

前回渡航した5月-6月以降、僕が拾えたのは、以上の7件で、その間にJICAはさらに活動規模を縮小し、大使館も家族を出国させた。ずいぶん前に協力隊も出国させているので、全体的にかなり危ないとみられている。しかし、この3か月間で7件の目立った暴力事件が起こっているが、隣国の影響がありそうなのは、2件か3件とみている。特に8月19日のものは、40名の死傷者を出したブルキナファソ史上最悪の襲撃事件となったし、今回の危険度引き上げのきっかけになったと思われる7月22日のSanmatengaの事件も大規模な事件であったと伝えられるが、そのほかのものは、宗教がらみ、民族間闘争であるか、また、単発の強盗事件であるかは全く見えない。その証拠に、この2件以外は国内紙で事件記事を見つけることができなかった。

諜報機関を持つアメリカやフランスの情報も並行して見ているが、7月末の引き上げは、そちらに合わせた格好となった。いたずらに危険度を上げて「西アフリカ危険」をあおらなかった現地大使館の姿勢は大いに評価できるもの。ただ、JICAのアクションのタイミングはいまいちよくわからず、と言ったところ。

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