人は、自分を過大評価し、リスクには、過小評価する!挑戦して失敗する理由とは?

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心理学

こんにちは!ハロゲンです。

 

以前から、人は、自信過剰で

自分の評価を過大評価する

ということを何回も話してきました。

 

たとえば、

卒業論文がどのくらいで終わるか?

という予想にたいして

 

平均で最短27日

最長で49日と答えました。

 

しかし、あとから調査をとってみると

最長の予想を大きく上回る56日も

時間がかかっていました。

 

このように、人は、自分のちからを過信して

予想よりも早く卒業論文が終わると考えてしまったんです。

 

また、他の実験でも

自動車の運転がうまいかと

質問されると

 

90%の人が平均以上と答えました。

 

他にも紹介すると

クラスの中でどのくらいの成績分布にいるかと質問されると

中央値以下と答えるのは、5%未満で

クラスの半数以上が上位20%と答えました。

 

まあ、このように、人は、

自分の力を過信するものです。

 

これだけなら、まだいいのですが

実は、自分にかかるリスクも過小評価する傾向があります。

 

リスクを過小評価すると

なにか挑戦する時に

対策ができなくなるので危険です。

 

そして、自信過剰によって生じるので

多くの人は、気づけません。

 

そのため、リスクを過大評価することを

知っておくことが大事になってきます。

 

とういことで、今回は、

人がリスクの過小評価する傾向について

話していこうと思います。

 

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人は、自分を過大評価、リスクには、過小評価

 

イリノイ大学の心理学者

リンダ・パーロフとバーバラ・フェッツァーの

実験では、自分に降りかかるリスクを

評価してもらったところ

 

人は、日常生活の悪い出来事に影響を受けないと思っている

こととが分かっています。

 

さらに、自分にかかるリスクは、

平均以下だとも思っているそうです。

 

また、「自分」以外にも

「赤の他人」「家族、友人」も評価してもらいました。

 

その結果、

赤の他人に対しての評価は、客観的に見れましたが

自分以外にも自分と親しい人たちに対しては、

リスクを過小評価していることが分かりました。

 

つまり、ひとは、自分と近しい周りにいる人達まで

リスクを過小評価することがわかったんです。

 

更に、この実験で面白いのは、

実験終了後に「自分についての評価は、過大評価されて

リスクを過小評価されることがある」

と言われたあと、

 

もう一度自分の評価を見直してもらいました。

 

普通ここまで言われたら

自分の評価を疑って直しそうなものですが

大勢の人は、自分の判断を正しいと疑わず

13%の人は、さらに、自己評価を上げました。

 

このように、人は、自分に対して

リスクを過小評価するし

助言をされても「自分は、大丈夫!」と

思ってしまう傾向があるんです。

 

だから、

「家族が病気になるわけない!」

と思ってしまうし

「他の人は、投資に失敗してるけど自分なら大丈夫!」

という風にリスクを過小評価してしまうんです。

 

変な過剰自信で失敗しないためにも

疑うことが最優先に大事になってくるし

 

「自分を過大評価して、リスクを過小評価する」ことを

教えてもらった被験が、評価を変えなかったことを

知っておくことも大事になってきます。

 

そうすると、「自分は、リスクの過小評価を知っているけど

まだ、過小評価しているのでは?」と疑うことが

できるようになります。

 

何より、こういう思い込みは、

疑うことが何より大事で

 

疑わないとそもそも

この思い込みにかかっていることにすら

気づけません。

 

おそらく、気付くのは、

失敗してしまったあとでしょう。

 

だから、何よりも、このような、

「自分を過大評価して、リスクは、過小評価」する傾向を

知っておくことが大事になってくるんです。

 

ぜひ、新しいことに挑戦するときとかに

疑ってみてくださいね。

 

それでは!