2020年3月22日日曜日

★アナライズ★転調の激しいシティポップ「EPO う・ふ・ふ・ふ」をアナライズしてみました

テレビで1970年から80年代の和製ポップスが再び人気を得ているとの紹介をしていました。
最近では、シティポップというそうです。山下達郎やユーミンなどが、リアルタイムで聞いていなかった若い層に受けているらしいのです。

私もこの時代の和製ポップスは好きなので、中でも好きなEPOの「う・ふ・ふ・ふ」をアナライズしてみました。歌唱も素晴らしく、前からこの魅力を知りたいと思っていました。一時代を築いた名曲だと思っています。勉強になったので、備忘のために記録しておきたいと思います。読みにくいと思いますがご容赦ください。

この歌は、何しろ転調が激しく、またコード進行もノンダイアトニックコードが多いのです。
転調する場合も近親調ではなく、遠隔調に転調しているような気がしていました。
わたしの耳は一発でキーを仕留められるほどの能力は持っていないので地道にコピーしました。
楽譜を持っている方には自明ですが、私は持っていないのと、何より勉強のためです。

結論は、
Db→A→Db→A→D→A
でした(どれもメジャーキー)。

それぞれの転調にあたって、転調先のキーをどのように思いつくのでしょうか。
そのヒントを得たいので、ひとしきり、頭をひねりました。
次のようなところでしょうか。

①DbからAには、DbがDbmにモーダルインターチェンジ(MIC)していると仮定すると使える、ダイアトニックのB7(Dbmの平行調であるEのV7ともいえる)から、B7-E7-A と転調。

②AからDbには唐突感が強い。DbはAの長三度です。ダイアトニックコードあるいはAのMIC上のダイアトニックコードをピボットとして長三度に転調する方法を考えましたが浮かびませんでした。とはいえ、ノンダイアトニックコードとしてサブドミナントとして使える(たしか)と言われている、#IVm7b5を使い、#IVm7b5-VII7-IIIというケーデンスを仮定すれば、不自然ではない気がします。良い感じです。

③AからDには、Em7-A7というII-Vを使っています。Em7はAの五度だからE7であるべきところ、ルートを共有するEm7としたつなげた形てす。不自然感は無いと思います。

④DからAは、DのVIm7であるBm7を、転調先のIIm7としてII-Vを作り、Bm7-E7-Aとしているため、不自然感はありません。

引き続き、勉強していきたいと思っています。




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