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2019.11.18
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カテゴリ:時事・社会

20191118日付の日経電子版に「高度経済成長は奇跡か、ハーバードが見る日本の経済戦略」という記事が出ていた。

 

有名なハーバードビジネススクール(経営大学院)の名誉教授ルイス・ウエルズ氏が執筆した教材JapanThe Miracle Years”2001年に出版され、ハーバードビジネススクールで最も長く教えられている教材の一つとして、今なお学生たちの間でベストセラーになっているとのこと。

〇「日本の高度経済成長は本当に奇跡だったのか、当然のことだったのか?」がテーマ

同ビジネススクールで学ぶ学生たちが知りたいことの一つは、「誰が何をすれば国は発展するのか」で、この教材による授業に興味を持つ途上国の学生たちには、「自国も日本のように成長するにはどうしたらよいか」と深く考えるきっかけになっているらしい。また、「企業と同じように国の成長にも戦略が必要だ」と言うことが学べるため、この教材で学ぶことが学生たちにとって大切になっているとのこと。 

この記事の中で私は以下の内容に興味を持った。

〇戦後日本の競争優位性 

高い教育水準の国民、技術、工業化の経験などがすでに戦前から備わっていたため、所得上昇と需要増加の関係が分かりやすい重厚長大型産業が育成され、国内外の鉄鋼・化学製品の需要が高まっているところに、朝鮮戦争時の特需も追い風となり、政府主導で経済を成長させるモデルがうまく機能していった。

〇国内で経済成長のための原資を調達し、重点産業に集中的に分配 

日本政府は戦後復興資金を得るために貯蓄運動を展開し、国民も呼応して貯蓄に励んだため、経済成長のための原資を国内で調達でき、リソース(ヒト、モノ、カネ)を重点産業に集中的に分配する政府機関と、企業が競争し効率化を進めるために必要な国内市場もあった。

〇経済成長にプラスに働いた日本人の国民性 

1.日本人の高い倫理性

2.政府への信頼

3.日本人の教育水準の高さ

4.地域、社会、国に対する責任感が強い

〇この記事を読んで 

戦後の高度成長に視点を当てたこの本だけでなく、明治維新から日露戦争までの歴史の中で、アジアの小国日本がなぜあんなに早く成長発展し、先進国の仲間入りを果たし、西洋の大国ロシアとの戦いにも勝てたのかなど、日本の歴史をいろいろな角度から学ぶと、現代社会の問題点が浮き彫りになると共に、日本人としての誇りと勇気を改めて感じさせてくれるものが多くあります。 

天皇陛下のご即位、ノーベル賞の受賞、ラグビーワールドカップの開催の成功など日本にとってうれしいニュースが続く反面、想像力の欠如による失策や失言など、日本の政治や官僚機構の劣化を疑わせる不祥事も多く発生している現在の状況ですが、これからの日本を背負う若者には、日本が、自由で公平な活力ある社会を再び取り戻せるよう、大いに奮起して勉学にいそしむとともに、政治や社会の在り方にも大いに関心を深めていただくよう願っています。

 

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最終更新日  2019.11.18 09:27:56
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