すみっこきろく―双極性障害Ⅱ型だけど、それなりに楽しく生きていきたい

病気や薬の経験談、病気になって感じたこと。あくまでも個人の体験談ですので、参考までに。

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サインバルタの長期服用による離脱症状のつらさ。

どうも私は、サインバルタを服用すると副作用が強めに出てしまうタイプのようです。
飲み始めも副作用を感じましたし、服用をやめる時も離脱症状が強く出てしまいました。
(飲み始めの副作用についてはこちらの記事で↓)
sumizumisumiko.hatenablog.com


今回の服用は薬の量を増やしたりしながら半年以上行いましたが、効果があまり感じられないため少しずつ減らしていき、やめることになりました。
以前1ヶ月半だけ服用した時も離脱症状が出たのですが、今回はその時よりもずっと長引いています。
まずは断薬までの経過と、離脱症状について書いていこうと思います。


増薬と減薬の時系列

  • 20mg……1ヶ月
  • 30mg……1ヶ月
  • 40mg……1ヶ月
  • 30mg……1ヶ月
  • 20mg……半月


それからは様子を見ながら数日おきに服用し、徐々に飲む間隔をあけて最後には完全に服用をやめるという感じでした。


断薬は1日おきから始め、2日おき→3日おき→4日おき→完全にやめるという感じで行いました。
数日おきに飲み始めてから完全にやめるまで、約3か月ほどかかりました。
離脱症状のめまいが不快すぎて、間隔をあける勇気がなかなか出なかったからです。


離脱症状との闘い

めまいについては以前の記事でも書きましたが、フラフラ、クラクラ、とかではなくて、独特な感覚の強いめまいです。
言葉で表すと『ギュンッ』って感じです。
脳の血管に一瞬何か詰まりそうになったものが勢いよく流れていったような…
エレベーターが動いた時に一瞬感じるフワッとした感覚にも少し似ています。
すごく嫌な感覚で、ストレスがたまります。


薬の成分が体内からなくなることでめまいが生じるので、薬を再び飲めばめまいは治まります。
そのため、ついつい「めまいがきつくなってきたから飲んでしまおう…」と思ってしまうのです。
通院時になかなか薬をやめられないことを相談すると、先生に「そのうち治まるから思い切ってやめてみなよ」と言われたので、思い切って服用をやめることにしました。
その言葉がなければ今でもだらだらと服用を続けていたと思います。


服用をやめても残るめまい

服用を完全にやめてから一ヶ月経った今でも、離脱症状特有のめまいを時々感じることがあります。
毎日ではないのですが、疲労がたまった夜や、メンタルの調子が悪い時、水を飲んだ時などにふっと感じます。
一瞬で軽いめまいですが、気持ち悪い感覚であることに変わりはないのでやはり嫌な気持ちになります。
いつまで続くのだろうとちょっと不安になりますが、気にしすぎないようにしたいと思います。

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薬の効果と離脱症状を総合的に見て感じること

今回実感した薬の効果

気持ちの変化は少し感じた

薬をやめてから、『好きなことを楽しいと思えない』という薬を飲む前の状態に戻ってしまいました。
薬を飲んでいる間は行動力や好奇心が比較的あったと思うので、薬の効果はある程度あったのだと思います。

激しい落ち込みを改善することはできなかった

今回薬を40mgまで増量してみたのは、気分の落ち込みが酷いという理由からでした。
薬を増やしても気分の落ち込みは良くなるどころか酷くなっていくばかりでした。
「今の私の落ち込みはこの薬では改善することはできないんだな」と思ったため、薬をやめることにしました。


そんな感じで、いくらかマシにはなったけど、満足いく効果は得られなかったなあと思います。
服用開始の副作用と飲み終わりの離脱症状の酷さを考えても、この薬は今後使うことはしないかなあ…と思います。



サインバルタは私にあまり向いていない薬みたいです。
私は長年色々な薬を試してきましたが、鬱状態に対して自分に合った薬は未だ見つかりません。
自分の力ではどうにもできない落ち込みを助けてくれる薬がいつか見つかればいいなあと思います。