横浜観光に便利な1日乗車券『ヨコハマ・みなとみらいパス』の使い方

中華街や赤レンガ倉庫をはじめ、みなとみらいなど観光名所が点在する横浜ベイエリア。

電車で観光する旅行者には「ヨコハマみなとみらいパス」がおススメです。
JR東日本で販売されていて、JR根岸線とみなとみらい線の2路線が利用できる便利なきっぷです。

この記事では「ヨコハマみなとみらいパス」の金額や利用可能なエリア、販売方法など利用前に知っておきたい便利な情報を紹介しています。

ヨコハマみなとみらいパスとは?

おススメポイント!

1.JR根岸線とみなとみらい線の2路線利用可能
2.駅の自動券売機で当日購入可能
3.季節に限らず通年販売されている

ヨコハマ・みなとみらいパスは、JR東日本が販売する1日乗車券です。

JR根岸線に加えてみなとみらい線の2路線が乗り降り自由になります。
JR線以外も利用できることろが、このきっぷ最大の特徴です。

金額はおとな530円、こども260円。

簡単に購入することができるのも特徴で、エリア内のJR根岸線全駅の自動券売機で購入することができます。

また、年末年始や帰省シーズンを含めていつでも販売しています。

繁華街を走る根岸線とベイエリアを走るみなとみらい線を使いこなすことによって、移動の選択肢が広がってきます。初めて横浜観光をする方やショッピングで何度か途中下車する方などにおススメできるきっぷです。

ヨコハマみなとみらいパスの上手な使い方

1日乗車券も元が取れなければ損をしてしまいます。

ヨコハマ・みなとみらいパスは1日どのくらい乗車すれば元が取れるのでしょうか。 
各エリア移動時の料金を見てみましょう。

【参考】エリア内主要区間運賃(現金)
①JR根岸線
横浜駅~桜木町駅:140円
横浜駅~石川町駅:160円
横浜駅~新杉田駅:220円

②みなとみらい線
横浜駅~みなとみらい駅:180円
横浜駅~馬車道駅:180円
横浜駅~元町・中華街駅:210円

JR根岸線の初乗り運賃は140円なので4回以上、みなとみらい線は割高で180円なので3回以上乗り降りすることで元を取ることができます。

みなとみらい線は比較的新しい路線のため運賃が高く、このきっぷの場合は乗り得路線ですね。

みなとみらい線だけ乗車する場合は「みなとみらい線1日乗車券」もあります。金額も若干安く、観光施設の割引特典も付いているので、こちらもおススメです。

みなと横浜散策に便利でおトク!みなとみらい線1日乗車券の使い方

ヨコハマみなとみらいパスの基本情報

利用可能エリア

1.JR根岸線(横浜駅~新杉田駅間)
2.横浜高速鉄道みなとみらい線(全線)

※JR線は快速を含む普通車自由席が利用可能
※エリア外に乗り越した際は、改札窓口で乗り越し運賃を精算

JR根岸線

JR線で利用できるのは根岸線の横浜駅から新杉田駅までの区間です。

根岸線は横浜駅から横浜市沿岸部を経て大船駅を結ぶ路線。JR京浜東北線と直通運転を行っているため、京浜東北・根岸線とも呼ばれています。

東京方面からの電車はすべて根岸線に直通しているため都内からのアクセスも便利。品川駅や川崎駅からでも大船行きに乗車すれば、横浜駅で乗り換えることなく桜木町方面に向かうことができます。

新横浜駅に停車するJR横浜線とも直通運転を行っているため、新幹線で訪れた方も根岸線直通の列車に乗れば桜木町方面まで1本です。ただし、横浜線からの直通列車は本数が限られているため注意が必要です。

根岸線内で利用できる駅は、横浜、関内、石川町、山手、根岸、磯子、新杉田の7駅です。特に横浜から石川町までの区間は横浜の市街地を横断しているため、観光地が集中しているので利便性が高いです。

みなとみらい線

みなとみらい線は横浜駅から元町・中華街駅を結んでいる私鉄路線です。

全線が地下を走る比較的新しい路線で、横浜駅から先は東急東横線と直通運転を行っています。武蔵小杉や渋谷から乗り換えなしで中華街方面に行けるほか、東急線内からの往復乗車券が付いた「東急みなとみらいチケット」が東横線を含む東急線各駅線で販売しています。

みなとみらい線の駅は新高島、みなとみらい、馬車道、日本大通り、元町・中華街の5駅。もともと鉄道空白地帯だった場所を走っているため、横浜駅以外では他の鉄道と乗り換えできる駅がないのも特徴です。

赤レンガ倉庫や山下公園など沿岸部の観光名所はみなとみらい線が便利です。

販売場所と購入方法

【発売時期】通年
【有効期間】購入当日に限り有効
【発売場所】フリーエリア内のJR線各駅
      自動券売機およびみどりの窓口

「ヨコハマみなとみらいパス」は根岸線横浜駅から新杉田駅までの各駅で通年販売しています。

購入は自動券売機が簡単で便利です。
自動券売機は2種類あり、購入手順が異なりますのでご注意ください。

まず、一般的なきっぷを販売している自動券売機です。

JR東日本では黒色(多機能自動券売機)もしくは緑色をしている機械で、 画面左サイドにある「おトクなきっぷ」を押し、次の画面で「ヨコハマ・みなとみらいパス」を選択することで購入できます。

この機械は台数も多いため比較的空いています。

JR東日本の指定席券売機

次に、指定席やネット予約の受け取りもできる指定席券売機です。

大きく「指定席」と書かれた水色の機械で、場所によってはクレジットカード決済専用の機械も存在します。画面右の上から2番目にある「おトクなきっぷ」を選択し、「ヨコハマ・みなとみらいパス」を見つけて選択します。こちらの機械では販売しているきっぷの数が豊富なため、目当てのきっぷを探すのに多少時間がかかるかもしれません。

なお、購入は利用日当日のみ行うことができます。
きっぷ表面にはすでに日付が印字された状態で発券されるため、事前購入はできません。

磁気券とIC券の違い

購入時に通常のきっぷもしくはIC利用どちらかを選ぶことができます。

通常のきっぷであれば、購入時に発券された券を乗降りの際に自動改札機に投入します。

また、お手持ちのIC乗車券(Suicaなど)に情報を入れて使うこともできます。
ただし、Suica定期券やモバイルSuicaは利用できませんのでご注意ください。