縦割り行政を脱して、福祉は一つの制度で

蒲原 基道

学歴 東京大学法学部卒業

職歴
昭和57年4月 厚生省採用
平成16年7月 文部科学省初等中等教育局幼児教育課長
平成18年9月 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長
平成20年7月 厚生労働省・援護局障害保健福祉部企画課長
平成22年7月 厚生労働省大臣官房人事課長
平成23年8月 厚生労働省大臣官房審議官(年金担当)
平成25年7月 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長
平成26年7月 厚生労働省大臣官房長
平成28年6月 厚生労働省老健局長
平成29年7月 厚生労働省厚生労働事務次官
平成30年7月 退官

病院・医療機関向け 高機能テーマ

1、発言要旨

現場に行って考えようと言うことで今まで行動してきた。

1番初めに助け合いに参加したのは子供関係の事だった。

0から2歳の子供を持つお母さんたちが小さなサロンを
作って活動して居られて、住民の力を強く感じた。
支えられていたお母さんたちの子供が大きくなり、
そのお母さんたちが今度は周りまわり、
支え支えられる関係がうまく循環していることに気がついた。

その経験が原体験になり長く障害者福祉に関わる形になった。

介護保険の理念として尊厳を守ると言うことが歌われているが、
自立をした生活をすると言うことに集約されていると思う。

自立と言っても身体の自立と言う面もあるが、

人の助けを得ながらも自分の考えを持ち、
支えながら支えられながらも、
自分の意思で自分のことを決定することができる
これも立派な自立だと思う。

元気と言う言葉もあるが、
体の状態として元気と言うよりも心を元気な状態に保つというか、
たとえ支えられていても、何かのことで社会に役立っていると言う意識を
持つということが大事であると理解している。
たとえサポートを受けながらでも、
当該生活している地域で何か役割を持って活動すると言うことである。

例えると、若年性認知症の方においてであるが、
サポートされながらも何らかの活躍をするというような
事を支援する必要を感じる。

東京の、あるデイサービスでは若年認知症の方々が
その近くにある車のディーラーまで行って洗車活動を行っている。

もちろんそうして働くことで世の中の役に立ち、
少しの謝金が出るわけで、それがまた暮らしの喜びにつながっている。
出来ることをサポートしてあげるのがものすごく大事なことだ。

また、あるデイサービスでは認知症の方が地域の保育園に
読み聞かせの活動に行き、子供さん達に絵本の読み聞かせをしている。
この活動から認知症を理解できる子どもがふえる。

普通の就労でも福祉就労としても地域活動における活動としても、
誰かの役に立つということが生きがいに関わってきます。

これは要介護高齢者の活動のみならず、
元気な高齢者においても、地域で活躍の場は必要とされている。


体操教室と言うことも介護予防の観点から大事な事だが、
その後に喫茶店に集まってみんなでお茶を飲む。
いう人と人との触れ合いこそが大事である。
いろんな意味で人と関わることこそが大事なのである。

まさしく、今全国で流行っている子供食堂だが、
高齢者のみなさんが地域の子供たちのために食事を作り
子供食堂をやると言うことにおいては、
子供の側からは子育て支援で、
高齢者側からみれば介護予防と両側面からの活動となるわけである。

このように考えると、似たような問題に対して、
縦割りでなく横のつながりで解決した方が効率が良い。

精神、身体障害者においても
地域包括ケアシステムに含まれて共生することになっていく、
癌患者さんも今は在宅での療養が中心となっているのだ。
身体的に困難になってくれば、癌患者も福祉も必要になってくる。

高齢者から障害者、地域また引きこもりなどの
制度の狭間にある人にも横に展開していけると思う。

地域の縁側のような、人々が集まれるような居場所がつくられるとよい。と考える。

縦割りから外れた居場所で高齢者のサロンでもあり、
子育て中のお父さんお母さん、障害者、も含めて誰もの寄り場であり、
相談窓口としての機能をかねているのが良いのであろうと考えるところだ。

2、この発言について

人間が社会を形成していきていくうえにおいては、
高齢者、障碍者、子ども、生活困窮者に共通する問題は多い。

発言にもあるように

【居場所】ということに共通点がある。

孤立が深まり、家、家族というものが希薄になり、
自分の居場所や、やるべきことを見いだせない。

認知症になったのでと、デイサービス等で
一方的に世話されるだけの人間としては

「生きたくない。」

と感じ考える人は多い。障害を持っていても同じだ。

一般就労にせよ、福祉就労にせよ。仕事をして
自分らしく生きていたいとの願いはある。

縦割り行政に別々にするより、
同じ問題に対しては一緒にする。は合理的です。

では、なぜ、合理的に運ばないのか!

会計検査の話も出たが、それだけか。

なにに抵抗がかかっているのかが解決することだと思う。

もしかしたら、既成概念と既存権益っていうこと。

3、まとめ

全体シンポジウムについて言えることとして、

国だけを頼らないで、とのメッセージだ。
と私は受け取った。

地域包括ケアシステムの構築とは
なくなりつつある、地域のつながりをとりもどし、
自助(自分でする。)互助(周りで支えあう。)を
強めようということだ。

しかし、今、保育所が近所にできるのを
嫌がって大騒ぎする人たちがいる。

外国人労働者の施設ができると言っては大騒ぎ。

児童施設ができるといっては大騒ぎ。

自分たちに関係のないものと思っているから、
なんでも、かんでも近所にできたら大騒ぎで

自分たちの正当性を主張している。

学校では教師が教師をいじめたって報道されている。

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