行動観察 勝ち負けよりも協調性

娘ちゃんが高学年になるまで、いろいろな場面で子供たちの様子を見て


きました😊


高学年にもなると、限られた人数の中で子供たちなりに衝突・誤解・


和解を通じて、距離感をつかみ、学年全体が親戚一同のように、


良いところも合わないところも認め合いながらうまく付き合って


いける集団に成長しています👏


(ある意味、保護者の方が1度でもトラブルがあると修復不能な


ことが多いですね💦)



そんな中で、これまでも目立ってはいたけれど、高学年になってからも


まだ若干目立つなぁと、距離を置かれてしまうのが、勝ち負けにこだわる


タイプです💨








小学校受験での勝負がつく課題



行動観察の課題で、数名ずつのグループに分けられ、つみきをできるだけ高く


積み上げる、パズルを完成させる、リレーをする、ボーリングをする…など、


勝負の決まる課題が出されることがあります。





この課題では、勝つことが大事なのではありません。


勝つ=合格、負ける=不合格とはなりません。




先生のご指示・ルールに従って行動できているか、


一生懸命取り組んでいるか、お友達と協力しあって取り組めているか、


たとえ勝負に勝っても、負けたチームが不快になるような態度をとらず、


たとえ負けても、不機嫌になったりお友達にあたったりせず、


みんなが楽しく課題を終えられるよう振舞っているか、ということを


評価されています。




小学校生活で距離を置かれるポイント




お友達が発表した後、「他にもあります」でも「付け加えます」でもなく、


「違うと思います」と言って発表した内容が、前に発表したお友達とほとんど


同じだったり💧




係を決める時に、リーダーになりたくて立候補したけれど選ばれず、


係活動がうまくいかなくなるような行動をとったり💧





体育の授業でチーム戦が行われた時、負けると「誰々さんの失敗がなければ


勝てたのに」と言ってみたり、勝つと授業が終わっても負けたチームの


お友達の前で「勝ったの嬉しい」と言ってみたり💧




ドッジボールをしていて、外野を担当している時は全力で投げてボールを


お友達にあてるけれど、内野にいてあてられると泣いて「いじめられた」と


先生に言いに行ってみたり💧





ひとつひとつは小さなことで、大人から見ればスルー出来ることでも、


毎日顔を合わせ、何かにつけて一緒に取り組まなければならない子供たちの


世界では積もっていってしまう事象のようです😔






受験で合格したから入学しているのですから、受験本番はクリアしているのです。


おそらく課題では「勝った」のでしょう。負けたチームが不快にあるような態度を


とらなければ、普通に喜んでいる分には問題ありません✋


そして、受験当日は次々と課題が課されるので、課題が終わるとすぐにチームが解消され、


個人向けの課題を出されたりして、勝利に浸った行動にでる余裕もなかったのかもしれません。



小学校生活では、受験を乗り越えた強者の集まりの中で、「評価されたい」と誰もが


頑張ります。受験の取り組みの中では「出来るほう」であっても、小学校に入ると


出来て当たり前の集団の中で過ごすことになります。全てにおいて一目置かれる事を


目指していると、とても苦しくなってしまいますので、ある程度「できない自分」


「負けることもある自分」を受け止められるようになっていたほうが、学校生活が


楽しくなります。




受験対策のためだけではなく、普段から勝ち負けが決まる場面でも楽しめる取り組みを


しておくと、気持ちが楽になれますよ😊


よかったら、以前の記事「行動観察に生きてくるおもちゃ」を読んでみてください。




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