自由に稼げるITフリーランスになる方法

年収300万以下で残業平均月50時間以上の元社畜プログラマーがフリーランスに転身。フリーランスに転身後は社員時代の2倍以上の年収を稼げるようになった。実際に自身が体験したリアル体験談を元に自由で稼げるITエンジニアフリーランスになれるよう役立つ情報を配信。

フリーランスになってちょうど2年経ちました。経験出来たこと、年収や残業時間、抱負を書きたいと思います。

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一昨年の9月からフリーランスを始めて、約2年がちょうど経ちました。フリーランスになる前は本当に自分がスキル的にやっていけるのか不安で一杯でしたが、なんとかなっています。数年実務経験がしっかりあり、一般常識がある方であれば、誰でもフリーランスになって安定して稼ぐことが出来ることを、そこまでスキルが高くない僕が身を持って体験しました。

無事フリーランスとして、やっていけているのは営業や請求書作成代行などをしてくれるエージェントを通して、毎月固定の報酬が入る準委任契約型の仕事をしているのが大きいです。

あと今IT人材の需要が高まっているのも大きな要因の一つだと思います。「挨拶する、遅刻しない、期限守る」など社会人として基本的なことが出来ていれば、滅多なことがない限り、契約を切られることはあまりないです。

ちなみに、有難いことに今のところ契約を切られたことはありません。

フリーランスになって経験出来たこと、年収や稼働時間をまとめ、そしてこれからどうしていきたいか抱負を書きたいと思います。

まず最初にフリーランスになってからこそ、2年間で経験出来たことと、これから何をしていきたいことを纏めたいと思います。

フリーランスになって経験出来たこと

リモートワーク

リモートワークは一度でいいからやってみたいと思っていたことの一つでした。フリーランスと言えば、場所に縛られない働き方が出来るイメージがありますよね。

別にフリーランスでなくても、リモートワークを導入している会社で働いたり、土日に副業サービスを使えば経験出来ますが、リモートワークと親和性のあるIT業界でさえ、リモートワーク出来る会社や機会はまだまだ少ない方だと思っています。

僕の場合、フリーランスになる前に正社員で勤めていた会社はリモートワークが出来る環境ではなく、土日も残業で出社することがあったので、そういった働き方はできませんでしたが、フリーランスになってからは働き方が自由になったおかげで経験出来ました。

その人のコミュニケーション力やプログラミングスキルによってリモートワークに対する考え方や捉え方も変わってくると思いますが、僕の場合は「リモートワークすごい良い!」という訳でなく、良い面も悪い面も学べました。(といってもリモートワーク歴も長くないので、もっと長くやると見方も変わってくるかもしれません)

リモートワークを導入している会社もあるので、リモートワークに慣れている人たちや環境の中で仕事が出来れば、また違ったコミュニケーションの取り方になり、リモートワークで感じた煩わしさも緩和出来るのかもしれないと思いました。

週3稼働

フリーランスのいいところの一つに、稼働を調整できる点が挙げられます。フリーランスになって今年からメインの仕事を週3に調整して、残り2日を先ほど述べたリモートワークの仕事をしたり、プログラミングの勉強をしたり、ブログを書く時間に充てていました。

週3の仕事はエージェントに希望を伝えて獲ってきてもらいました。希望を伝えただけで、仕事を紹介して貰えるのは本当に有り難いです。(もちろん個人のスキルによってはお仕事紹介して貰えない場合もありますが)

会社員だったら社長や役員など偉い人でない限りは、稼働を調整することは中々厳しいですよね。通常は週5勤務ですよね。

何かしらの事情があり会社に交渉すれば絶対無理ということは無いと思いますが、フリーランスの方が断然調整しやすいのは間違いないです。

もし個人でプロダクトを開発したいけど、ヒットするかも分からないし、無収入は怖いと思う方はフリーランスになって週3日は毎月報酬が入る仕事、残り2日は自分のプロダクト開発する時間に充てるといったことが出来るので、おすすめです。

ブログ

以前から何か情報発信をしたいなと思ってたのですが、文章を書くのに苦手意識があったのと、意志が弱く時間を確保出来ずに全然取り組めてませんでした。

空いた時間を全てブログに費やしている訳ではないですが、稼働調整して強制的に言い訳できないほどの大幅な時間を確保するようにしました。

兼ねてからやりたいと思っていることに取り組めていない人は、習慣化できるまでは稼働を一旦減らして、心の余裕と時間を確保するのも一つの手段だと思いました。

フリーランスのリアルな実体験をもとに、以前の自分のようにフリーランスになりたいけど不安という方や、現在フリーランスやっている方に役立つ有益な情報を公開出来ればと思っています。

有益な情報が公開できた先に、広告やアフィリエイト収入など何かしらの収入につながれば嬉しいと考えています。

年収

会社員時代と比べて年収が倍になりました。以下フリーランス1年目、2年目の年収額になります。フリーランスになると税金が高くなり、福利厚生がなくなるので、最低でも1.5倍以上稼げないとキツイですが、会社員時代の年収が300万円だったので、それを差し引いてもお釣りがくるくらいになりました。

フリーランス1年目年収

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フリーランス2年目年収

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フリーランス2年目は2019年1月から週5稼働から週3稼働になったので、41万円に収入が減りました。リモートワークも掛け持ちしましたが、常駐案件に比べて平均的にリモートワーク案件の方が単価が低く、全体的に2年目の方が年収が低い結果になりました。

残業

SESのデメリットの一つとして、上限時間めい一杯まで働かされるということを聞きますが、会社員とフリーランスで状況が変わってくると思います。会社員は基本週5出社しないといけないですし、休むときは有休消化になりますよね。

フリーランスの場合は、有給はありませんが、忙しく現場の了承を得られれば休むことが出来ます。むしろ会社員の方でしっかり有休消化を出来ている方の方が、特にIT業界は少ないのでは無いでしょうか。

またフリーランスの場合、基本3ヶ月契約更新とかなので、残業が多い現場だったらこちらから契約を終了することが出来ます。会社員SEの方は会社の決定が絶対なので、現場を変えることも簡単では無いと思います。

今までSESで何社か現場を経験してきましたが、こき使うクライアントに当たったことはありません。残業とは違って個人的に勉強したくて、プログラミングすることはありますが、クライアントから命令されて残業することは一度もありません。

会社員の時に月平均50時間超えていた残業も、フリーランスになってからは月10時間超えたことはありません。

今後の抱負

フリーランス講座開いてみたい

自分もフリーランス講座に参加してフリーランスになるきっかけになったので、同じように不安や悩みを持っている人に情報をシェア出来たらと思います

やっぱり自分がそうだったように、ブログやネットだけの情報だとイマイチ信頼できない部分もあると思うので、実際に人に会って話を聞くというのは価値があるのではと思います。

あとついでに人前で話すのに苦手意識があるので解消したいです。

1000万稼ぎたい

エンジニアとして価値を上げたいという意味で、まずは具体的な数字で1000万円を稼げるようになりたいです。年収がエンジニアの価値と必ずしも一致する訳ではないですが、1つの指標になるとは思います。

SESだけで1000万円稼ぐとしたら、月単価は1000(万)/12(ヶ月)=83.3万円となるので、約85万円以上稼がないといけないことになります。

今週3稼働で41万もらっているので、週5換算だと70万円弱。あと15万円。

法人化するかどうか

今後法人化するかどうか検討したいと思います。まだ大丈夫ですが、1000万円以上稼げるようになったら、税制面から法人化すると良いと聞きますよね。年収の他にもどういった状況の場合、法人化した方が良いかなどは、勉強して今後別記事で書ければと思っています。

直接契約してみたい

直接営業してみたい!大変だとは思うのですが、マージンで毎月15%近く取られるのは大きい。

例えば月単価が70万の人は約15~20%引かれた後なので、直接契約だったら本当は82~85万貰えているということです。

エージェントのおかげでフリーランスになれる人も多いのは間違い無いですが、毎月15~20%のマージンは取られ過ぎだと思います。

年収にすると100万以上マージンを取られる計算になります。

最初の営業や契約決まるまでは面談に同行したり、時間とコストが掛かりますが、最初の契約さえ結んじゃえば後は主に請求書の作成代行くらいですもんね。

エージェントの有り難みを感じていますが、一度どんな感じか個人で直接契約してみたいです。

リモートワークの制度が整った会社で働いてみたい

やっぱり好きな場所で働けるのは魅力的です。おしゃれなカフェや旅行先、その時の気分に合わせた場所、なんなら海外に在住しながら日本の仕事をすることも可能かもしれません。

リモートワークで感じたコミュニケーションの取りづらさを、別に他人のせいにするわけでなく、完全に自分次第でいくらでも状況を変えることが出来たと思いますが、リモートワーク契約した会社も仕事の振り方や不慣れな部分はあったと思います。

単純にリモートワークを完全導入している会社やそこで働いている人たちがどういった仕事の進め方をしているのか気になります。

アプリを何個かリリースしたい

言い訳になってしまうのですが、今までの現場は既に出来上がったサービスの運用保守や機能追加をすることが多かったので、一から作る力が足りないと実感しています。

面談時に何もポートフォリオが無いのもかっこ悪いですし、フリーランスになって稼働調整可能である点や習得したい技術の現場を選ぶことができるメリットを存分に使って、一からアプリを作れるようになりたいです。

フリーランスチームを作り、仕事をうけたい

やってみたいことの一つにフリーランスチームを作って仕事をうけてみたいです。最終的に何でも出来るフルスタックエンジニアになりたい思いはあるのですが、全作業を一人で請けるのは非効率な部分もあります。

チーム作って仕事をすることは、一人でSESで稼ぐより、良い経験になると思いますし、少し憧れます。

起業してみたい

先ほど法人化の話がありましたが、それは税制面上の理由からでした。

起業してみたいというのは何か自分の作ったアプリが何かの間違いでヒットして、本ビジネスにできるくらい稼げればいいという思いです。

何か無我夢中に取り組める対象を見つけたいのと、この先ずっとフリーランスでSESでやっていくのは年齢上の理由で厳しくなっていくと思います。やっぱりビジネスを作れる側になれれば強いですよね。

海外で仕事をしてみたい

今年度中に海外留学と出来ればその後、現地で外人と仕事をしたいと思っています。兼ねてから海外で生活したかったことも理由なのですが、フリーランスになって年収が上がり、費用を捻出出来たのと経費にして節税出来る点も大きな要因です。

これは別記事でちょっと詳細にまとめたいと思います。

まとめ

年収、稼働時間について、フリーランスになってから経験できたこと、今後のやりたいことを書いてみました。フリーランスで安定して稼ぐには、エージェントを通して毎月報酬が貰える準委任契約の仕事を獲得することです。

しかしこれは実務経験が数年ある人なら誰でも出来るので、今後SESだけでなく、色々やりたいことをやって収入源を増やし、名ばかりのフリーランスにならないようにしたいと思います。

当記事を書いていて、フリーランスの方が改めて選択肢の自由度が高いと思いました。リモートワークや稼働調整して、好きなことに時間を充てるなど。もちろん会社員にしか経験できないこともありますし、リスクもあるので、一概に良いとは言えませんが、フリーランスのメリットを存分に活かし、これから成長して行きたいと思います。