黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

四国八十八箇所霊場・第四十八番札所「西林寺」

2019年12月15日 19時55分27秒 | 四国88箇所霊場

        


 西林寺は、愛媛県松山市高井にある真言宗豊山派の寺院。清滝山(せいりゅうざん)、安養院(あんよういん)と号し、本尊は十一面観世音菩薩で四国八十八箇所霊場の第四十八番札所である。


 伊予の関所寺(別の寺が関所寺と云う説もあり)で、境内は周り寄り一段低い場所に在り、邪悪な者が此処に踏み入れると無間地獄に落ちると考えられている。


 寺伝に寄れば、現在地よりも北東に3Kmの小野播磨塚の辺りの「徳威の里」に、聖武天皇の勅願を受け、天平13年(741年)に行基が伊予国国司の越智氏と共に一宮別当として堂宇を建立、本尊の十一観世音菩薩を刻んで開基したという。大同2年(807年)に空海(弘法大師)が巡錫の折、今の場所に寺を移されたと云われて居て、日照りに苦しむ里人のため、奥の院に成っている杖の渕の清水を湧出させたとも伝えられている。


 17世紀末に火災で焼失したが、元禄13年(1700年)松平定直らに寄って一部再建、其の後の宝永4年(1707年)には中興の祖の覚栄法印が村人の「雨乞い祈願」を成就して松山藩に帰依され本堂と鐘楼堂が再興、更に文化10年(1813年)に大師堂、天保14年(1843年)に仁王門が再建された。


 此の寺の前に立てば立派な仁王門が聳え立ち其の山門を入ると左側に鐘楼、其の奥に庫裏・納経所が右側に手水場、正面奥には本堂が建ち、其の左には阿弥陀堂が在り、本堂右に大師堂が在る。



            


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。