私は、見下されてばっかりいます。だからってすごくないです。

 

特に会社では、仕事が一番に早くないので

 

一番早い人、それから上司には、出来ない社員として認識されています。

 

 

本当は、一番でありたいと望んでいるのに(自信を持ちたいから)

 

どんなに頑張っても、

 

体が壊れてもいいから、死んでもいいから速く仕事を出来るようになりたいと

 

日々日々、死に物狂いで頑張るのに、一番ではないのです。

 

 

おおよそ人生の大半を過ごす職場での自分の価値は、

 

かなりの配分で自分の価値を認識する材料になります。

 

 

だから、毎日頑張っても、今日もだめだった。今日もだめだった。の積み重ねで

 

疲労感ばかりが残って、自身を持つことが出来ないのです。

 

 

なんで、一番にこだわってしまうのか、わかりませんが、

 

子供の頃親に「一番でありなさい」

 

とかまたは知り合いの前で「この子は何をやってものろまなんですよね」

 

とか、言われ続けて来たので、「そこまで無能ではない」と証明したいのかもしれません。

 

10人職場に人がいたら、一番はたった一人で、その他9人は一番ではないのにです。

 

 

だから、趣味の世界でそれなりに成長したいと切に思うのかもしれません。

 

ですが、それも空しくて、ピアノに至ってはほとんど評価されません。

 

確かに実際に目の前で弾いた時には、温かい言葉を頂く事もありますが、

 

世の中には“リップサービス”という言葉があります。

 

それは、頑張ったねと労う良い意味も含めて、ありがたく受け取りますが

 

「お上手ね」ととりあえず、言っておく社交辞令が多分にあると思います。

 

本人を目の前にして、「まだまだね」とはなかなか言えないですよね。

 

 

それに引き換え、ネットの投稿等、リアルで会う事がない方にも

 

評価の高いコメントを送るという事は、本心であると私は思います。

 

 

音楽療法士になりたい、表現者としてありたい、そう思うのであれば、

 

「心を揺さぶられました」位の事を言われなければ、価値無いんじゃないかな

 

位に感じるのに、まだまだ技量と霊格不足でそこまでに至りません。

 

 

今回気持ちが深く落ち込んでしまった背景には、

 

仕事の敗北感、家族との不仲もありましたが、

 

一番ダメージが大きかったのは、ピアノに対しての行き詰り感でした。

 

 

「何か自分に価値を見出せるものを」と切望していた事柄で感じた敗北感。

 

それを感じて一気に絶望感が押し寄せてきて、とどめになりました。

 

やる気が起きなくなり、文章を読むのが無理になり、練習も集中出来なくなりました。

 

 

抗うつ薬を処方してもらって、1か月が経ち

 

気持ちも穏やかに過ごせる時間が増え、ピアノの練習も休み休み出来るようになりました。

 

病院に行っていなければ、ただ自分の無力さを責めて日々過ごしていたと思うと

 

落ち込みが激しい人は、一日も早く心療内科に相談に行って欲しいと思います。

 

セロトニンが増えてくれば、確実に気持ちが安定して来ます。

 

根性論ではないのです。脳内に物質が足りないだけなのです。

 

骨がもろければ、カルシウムを取るのと同じです。

 

 

それで、話が随分それましたが、

 

果てしない挫折感を時々味わっている私ですが、

 

「見下される」位の方が、誰も傷つけなくて良いんではないかなと

 

本当は、こんなレベルの自分でも誰かの勇気になれるんなら良いんじゃないかなと

 

足りないまま、素晴らしくないまま、悩んでいるあなたと同じように

 

全然カッコ良く生きれない自分であるが故の説得力はあるかも。

 

「全然足りないけど、それでも生きてるよ」そんな音は伝えられるかも。

 

 

誰よりも素晴らしくありたいと思うけれど、誰も傷つけたくはない。

 

やっぱり、思考が矛盾していますね。

 

 

「別れの曲」は両手合わせて弾ける様になりましたが、

 

錯乱状態の部分はゆっくりしか弾けませんし、

 

鍵盤を押せたって、弾けたって事にはなりません。

 

雑な私ですが、雑にならないように、心を込めて、心に届く演奏にならなければ

 

弾けた事にはならないのです。

 

今年が終わるまでになんとか形にしたいです。

 

「幻想即興曲」を練習したら「愛の夢」が弾きやすくなり、

 

「別れの曲」を始めたら「幻想即興曲」の音つぶが揃いはじめました。

 

さすが「別れの曲」はエチュード(練習曲)です。

 

ただの練習曲なんだから、弾けないはずないじゃないか。