パイオニアカセットデッキCT-Y7の、片チャンが出ないので修理してみた






ジャンク品で手に入れた、パイオニアのカセットデッキ CT-Y7なんですが、「再生」「早送り」「巻戻し」 「曲の頭出し」「カウンター」等の動作は問題ないようでしたが、片チャン(左側)しか、音が出ない(レベルが振らない)…
録音時(マイク入力)も、同じく、レベルが振らない(録音されない)








一応、ヘッドクリーナー液を着けた、綿棒でヘッド掃除してみるが、変わりなし…








開腹手術しますw
お気に入りの、ベッセル(VESSEL) 電動ドライバー 220USB-1は まさかの充電忘れで、使えなかったので、今日はボッシュの充電式ドライバーの出番ですw








とりあえず、蓋を外したものの、
ん~~???
さっぱり、わからんw

単純に考えて、

「テープの磁気をヘッドが拾う」

「磁気信号を音声信号に変える」

「音声信号を増幅する」

「出力」

の流れだろうから、順番に、たどってみます♪








まずは ヘッドの部分を確認して








接触不良や、線の導通を確認しますが、問題ないようです。








ヘッド自体が死んでないか、L、Rの、コネクターのピンを入れ替えて、テープを再生してみる。








やはり、左側しか出力しない。
ということは ヘッド自体は LRともに、大丈夫ということで、ちょっと安心♪








再び、基盤と、にらめっこ!
多分だけど、写真中央付近が、ヘッドからの信号を音声信号に変えて、右側に縦に刺さっている基盤が、増幅的な役割かな?!








縦に差し込んでる基盤を抜いて、接合部分の16ピンコネクターに、以前5000円位で買った、おもちゃみたいな、オシロスコープを使って、音声信号の入力箇所を探す。
多分、コレがLで、アレがRでしょう…
ということで、この抜いた基盤までは、LRともに、信号が来ている訳であり…








試験用に、コネクター同士をジャンパーピンで繋ぎ、再び、 おもちゃみたいな、オシロスコープ で、出力側を探す。
多分…と思われる2極のピンを入れ替えてみると…








レベルの振りが、LR逆になった!
不良個所は この基盤の中に絞られましたね♪








とは言ったものの、この基盤の、どのパーツが悪いのか?
完全な、左右対称ではないが、おおよそ、基盤の右側が、R(不良個所)の回路になっているようなので、まずはルーペを使って、基盤割れや、半田浮き、電解コンデンサーの液漏れや、膨張を目視でチェックしてみるが、見当たらない…








再び、 おもちゃみたいな、オシロスコープ で、それぞれのパーツのL側とR側の波形を比較しながら、あやしいパーツを探す作業…








あきらかに、反応が違うパーツを発見!
L側の電解コンデンサーを外して、右側に仮付けしてみると…








右側のレベルが振りだしたぁ~!!!








ちなみに、不良と思われる電解コンデンサーは 見た感じ、膨張も液漏れもありませんでしたが、テスターでチェックすると、レアショート(内部短絡)していましたw








ガラクタ在庫の中から、同容量の電解コンデンサー(16V100uf)があったので、移植してから、テスト再生、録音してみます。

大丈夫ですね♪








あとは 元通りに組み立てて、終了です♪








今夜は カセットテープの音楽を肴に、一杯飲ります(笑)

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