台湾 台中海沿いの町の田舎で暮らし始めて早3カ月、台湾の田舎生活の日常について

生活





台湾の田舎に引っ越し

早いもので台北の大安区から台中の大安区に引っ越してから既に3ヶ月が過ぎました。台中の大安は台北の大安と違って海を臨み田んぼがたくさんあるど田舎です。

台北の大安について知りたい方はこちらのブログ記事をご参考にどうぞ。(別タブで開きます)

今話題の台湾海峡を臨む海岸に近く、雨雲はたいてい東側で解消されるので台北と違って一ヶ月のうち9割は晴れて青空が広がっています。こんなふうに夕日も日常的に見ることができます。

私が住んでいるところは「大甲」という芋頭が名産品として有名で、大甲媽祖の大きな廟があることで有名な町から車で15分ほど行った海辺の老街です。老街といっても昔ながらの外壁が赤レンガで一階建ての住宅が並んでいる通りがあって、たまに台湾人の観光客がうちの周りを歴史散歩に来るくらいなので九份のようなところではありません。

こういう下の写真の通りがあって実際にまだ人が住んでいる住宅もあります。以前の台湾語記事のアイキャッチ画像で使った写真↓

中国語でぐぐってみると、17-18世紀頃にこのあたりで中国大陸から移ってきた人たちの土地の奪い合いとか諍いが起こった地域でもあるらしい。日治前のこのあたりの台湾の歴史は日本語での文献があまりないので中国語で調べて信頼できる情報であればまたブログでまとめてみたいと思います。

台湾の田舎に引っ越しした理由

台北の大安という「天竜人」が住むと呼ばれる都会から台中の大安に引っ越した経緯については以前書いたブログ投稿を見てみてください。妻の実家は田舎だけど3階建てで結構大きいので過ごしやすいです。家の横にある倉庫兼事務所で仕事をしているので通勤もなく快適です。

外出する時はたいてい車で台中市に行くか、大甲駅まで行って台鐵に2時間ほど乗って台北に行くか、車で三井アウトレットモールに行くか。家の近くに三井アウトレットモールがあってレストランがたくさんあるので、この前くら寿司と風月に行ってきました。

台湾の道教文化

台湾の文化や生活に根ざしているのが道教文化。台北で観光中の人でも普通の街の中に大なり小なりの廟があったり、建物の前にお菓子や果物を置いてお供え物がされてあったり、紙を燃やしていたりしている状況を見たことがある人もいるかもしれません。

台湾の田舎で中国大陸にルーツがある人達の地域ではその道教文化も顕著に見ることができます。

神様の練り歩き

祝日や特別な日には神輿や大音量での行進が行われていたりします。

 

拜拜 (ばいばい)

台湾のお盆が終わる頃にはお供え物として家先に食べ物や飲み物などを置いて、冥銭というあの世のお金を窯で焼きます。お隣さんが夕飯時に庭先で冥銭をでかい窯で燃やし始めてその煙がうちに入り家中煙まみれになったりします。

拜拜の時期にスーパーに行くとこのように拜拜グッズがいっぱい売られています。

道教について書いた過去ブログ記事はこちら。

日常

平日は基本的に仕事したり勉強したりしているので、台北に住んでいた頃とさほど変わりませんが、妻の料理の腕がめきめき上がっています。

妻のブログ :

https://blog.monicayi.tw/2020/09/23/%e9%bb%91%e9%86%8b%e9%9b%9e%e8%82%89-%e7%85%a7%e7%87%92%e9%9b%9e%e8%85%bf%e6%8e%92-%e7%89%b9%e8%a3%bd%e9%86%ac%e6%b1%81-%e5%90%83%e4%ba%86%e5%b0%b1%e4%b8%8a%e7%99%ae/

中秋節

秋の訪れを祝う台湾の「中秋節」は過去の焼き肉のタレの会社が流したCMから、中秋節 = 焼き肉のための祝日になっています。田舎では煙もそんなに心配する必要がないので、多くの人が家先で焼き肉をする面白い光景を見ることができます。あと窓を開けているとそのせいで部屋が焼き肉の匂いで充満します。

妻のお姉さんのうちの隣に以前プレイしたゲーム「夕生 Halflight」の主人公である夕生の自宅にそっくりなうちがありました。やっぱり当時はこういう感じの赤レンガ一階建てで家の中央に祭壇がある住宅が一般的だったんだなと思います。

動物

ここでは台北では見られない動物にも多く出会えます。

ヤモリ

ヤモリは中国語で「壁虎 ビィフゥ」といいますが、ヤモリは鳴くということをご存知ですか?

台北や日本にいる時はヤモリを見てもヤモリの鳴き声は聞いたことがなかったのですが、田舎のヤモリは鳴くものなのでしょうか。「キュキュキュ」と大きい声?で鳴きます。夜になると窓に張り付いている子供ヤモリがいたりして可愛いです。

うちの近くでは野生の猫がたくさん生息しています。家の庭に毎日4匹猫がご飯をねだりにくるのですが、その中の一匹が出産して色々あってその子猫の一匹を育てることになりました。詳しくは以前のブログ投稿からどうぞ。

育て始めて2ヶ月が経った2020年10月初旬では既にこんなに大きくなりました。走り回って飛び跳ねられるようになり毎晩運動会が開催されています。夜はいつのまにか私と妻が寝るベッドの中に入り込んできて真ん中で寝ている可愛いやつです。

ちなみに台湾語で猫は「ニャォア」といいます。

野生の犬や放し飼いの強そうな犬もたくさんいます。スクーターで走っていると犬が走って付いてきて結構危なかったりします。自転車で台湾一周する人は気をつけましょう。

犬は台湾語で「ガォア」です。

物価と生活費

食べ物はほぼ家で自炊なのでスーパーで買う食材代くらいで(米は妻のお父さんが耕した田んぼのお米がある)、それ以外は妻が生活の上で必要なものを買ったり買い足したりしているという感じ。もちろん家にお金は入れていますが、台北に住んでいるときよりお金を使う機会が少なく精神的にも楽です。

台北にいた時の生活費について以前まとめたのですが、一ヶ月に使うお金はこのときより半分くらいになっているはず。

というわけで台湾の田舎暮らし3ヶ月目でした。仕事がちゃんとあるのであれば台湾田舎暮らしもなかなか良いと思います。私も今後会社などの組織に頼らず自分で場所を選ばず生計を立てられるように努めなければ。

 

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