本屋さんでおばあさまに話しかけられました(雑談)
とりあえずと言っていいのでしょうか。
緊急事態宣言が解除されました。
\(^o^)/
とは手放しで喜べないのですが…。
子供はいま、鬼滅の刃にハマっているので、「それほど売り切れと評判の20巻が置いてあるのかどうか見て見たい」と言います。
(うちは買ったので持っています)
本屋ウォッチのために、さっそく、あいている本屋さんに子供を連れて行ってみました。
子どもは鬼滅の刃をチェックした後は、女子のコミックスの棚に移動し、わたしは隣接した児童書の棚を見ていました。
すると、通りかかったおばあさまが、うちの子をじーーっと見ています。
そして話しかけられていました。
「あなた、何年生?」
(!?)
「小学生高学年の女の子って、今どんな本を読むかしらね?教えてくれない?わたし、ぜんぜん、わからなくて...」
子どもは固まって答えられずにいましたので、おばあさまは「いいのよ、ごめんね」と言って去ろうとされてしまいました。
思わず、呼び止めてしまいました。
しかし、呼び止めてみたはいいものの、私も頭が回りません…。
「こ、こ…こんなのはいかがでしょうか?」
喫茶すみっコにいたすみっコたちは、ボロボロのとびだす絵本に吸いこまれ、たどり着いたのは物語の中!?そこで出会ったのは、ひとりぼっちの「ひよこ?」。
すみっコぐらしのノベライズです。
「すみっコぐらし!好きよ、あの子!持ってる!」
いい感じです。
お孫さん、映画は見たようですがノベライズは持っていないようで、手に取ってくれました。
ノベライズならこちらもだ。
待望の映画『アナと雪の女王2』の完全ノベライズ!エルサの魔法の力にかくされた秘密とは----?ジュニア文庫だけのオリジナルシール&ミニポスターつき♪
「ああ、これも好きねーあの子!!」
ノベライズばかりではどうなんだろう!?
えーと、えーと…。
これはいかにも最近の子が好きそうです!!(超偏見)
すると、うちの子が「それ、友達が何人も読んでるよ!」と言ってくれました。
ナイスです。
しかし、ちょっと年齢層が低めな気がする…。
ええい、売れ筋の銭天堂だっ!
これなら間違いはあるまい!
ふしぎな駄菓子屋で売っているふしぎな駄菓子が持つパワーとは?女主人紅子が、きょうもお客さんの運命を駄菓子で翻弄する。
「ありがとう、見て見るわ」
買われたのかどうかは確認できませんでしたが、私として精いっぱいの、ものすごく今どきのチョイスをしたつもりです。
ああ、楽しかった…。
帰り際に子どもからきかれました。
「どうしてブログで紹介してるような本にしなかったの?」
「だめかな?」
「いや、みんな読んでるしすっごく面白いよ!!って言ってるのだから、いいと思うけど、ママはちがうのを選ぶかと思った」
「いや~、ははは…」
名作系がその時、ちょっと棚に見当たらなかったといいうのもあります。
せめて、つばさ文庫の名作シリーズがあれば…。
と思いながらも…。
こちらのブログでおすすめしているような本を、喜んで手に取って読んでくれるかどうか、というのはやはり、お子さんのキャラによるのです。
全員が全員、絶対喜んでくれるというわけではないんです。
地味そうだし、古っぽい感じです。
そこで、でも「普段から本が好きで、あれこれと手を出しているお子さん」はやっぱり、そこで「…?」と興味を持ってくれるんです。
今まで、手に取らなかったタイプの本だぞ、どんなものだろう…と。
そして、これは本当に面白い、私がおすすめするのは間違いない、と言ってくれます。
こういうお子さんが、読みきかせボランティアの原動力のすべてです。
何よりの励みです。
あの時の本、をいつまでも覚えていてくれて、あれが好きだった、面白かったと名前を上げて言ってくれるとき。
あのとき紹介してくれたおかげで本が好きになりました、と言ってくれるときです。
何よりも嬉しいことばです。
今回は本ずきなお子さんかどうか確認できませんでしたし…。
私がこのブログでおすすめする本というのは、
「今どきのお子さんが喜びそうな本10冊」に、「プラスαでこそっと一冊」
のバランスが一番よい本、なのでした。
お子さんが欲しいという本こそ、買ってあげて欲しいなと思います。
コミックスは20冊。
今どきの本を10冊。
そして、ここのブログでおすすめしているような本を1冊。
量は決して悪いことではありません!
読めば読むほど、物語の奥深さにどんどんハマっていきますし、そうすればするほど、少しずつ物足りなくなってくるものです。
もっと面白いものを、もっと…となった時に、「何度も繰り返して読める本」「かめばかむほど味が出る本」「いつまでも残る本」の差に気付いてくれはじめます。
とにかく活字を!
活字に慣れてもらいたいな、とやっぱり、結論はそこに戻ってきてしまいますが、子どもたちに文章のすばらしさをなんとかして、少しでも届けたいな…と、思います。
今日は本当に楽しかったです。
おばあさまに感謝です。
こういうことを、したいんだ…。と改めて思いました。
本屋をうろついていて、どの本がいいかしらね?と毎日、聞かれたいです。
子どもの本だな【広告】
ぜったいたべないからね | アラビアン・ナイト〈上〉 | ちいさいモモちゃん ルウのおうち |
あのころはフリードリヒがいた | いないいないばあや | ハンカチの上の花畑 |
ぐるんぱのようちえん | かにむかし | はれときどきぶた |
児童文学ランキング |