こんにちは。

 

いよいよ、次の日曜日は衆議院の総選挙があります。

 

今を変えたいのなら、投票しよう

 

という呼びかけがTwitterを中心にネットで拡散していますから、

みなさん、コロナ対応や経済政策で不満がある人、

今の政治を変えたいと思うのなら、

 

 

選挙、行きましょう。

 

選挙と言えば、かつて国内でボタンを押して投票できる

「電子投票」というシステムがありました。

 

 

液晶画面に出てくる候補者名を選択し、

「投票する」を押せば投票できるシステムです。

 

岡山県新見市において全国で初めて導入され、

その後いくつかの市町村でも採用されたところまではニュースになってました。

 

手に障害があるボクにとって、

名前や党名を書かなくてもタッチだけで投票できるシステムは大変ありがたいです。

 

バリアフリー、SDGsの一環としてどんどん推進して欲しいんですが…。

 

 

 

機器のトラブルで投票が無効になってしまう事例が相次いだため、

平成28年を最後に電子投票は使用されていないようです。

 

今年は令和3年。もう5年間も、日本は電子投票をしていません。

 

「さあ投票に行こう」

とたくさんの芸能人を起用して豪華なCMを作るお金と時間、技術があるのなら、

誰でも投票できる環境を作りなさい。

 

 

では、現在手に障害があって文字を書けない人はどうやって投票しているのか?

 

 

 

これに関して、江戸川区のホームページに投票方法の説明がありました。

詳しく知りたい方は、「投票方法」のリンクをクリックしてください。

 

そして簡単に説明すると、投票所にいる選挙管理委員会の人が

代筆してくれるそうです。

 

中には代筆とか、たとえ2人きりでも第三者に自分の投票したい候補者を

知られたくない人もいると思います。

 

しかし、テレビもネットも

「投票に行こう!」とか「私は投票に行きます」

しかありません。

 

そもそも、「今を変えたいなら、投票に行こう」

というフレーズも、

じゃあ今のままで満足です

という人は投票しなくていいのか。

あるいは「国民は投票して、今の政治を変えるべき!今の政治に納得している人は、国民ではない!」

と視聴者がとったとしても間違いじゃない呼びかけ。

 

これがテレビで、ネットで、SNSで、毎日のように流れます。

 

国や自治体は誰もが気兼ねなく投票できる環境を作らず、

選挙となれば、ただ単に「投票しよう」と呼びかける。

 

電子投票が試験的に導入されて20年経つのに

誰もが簡単に自分の力で投票できる環境を整えず、

選挙になると「投票しよう」と呼びかけるCMしか作らない・・・。

 

 

 

 

 

3年5年ならね、まだ法整備が追い付かないとか、予算の関係も理解できますが、

20年も具体的になってないと、「あ、やる気ないな」って思います。

 

SDGs

 

選挙方法についてもぜひ検討していただきたいものです。