あなたは「尖足」という言葉をご存知ですか?

これは主に脳性麻痺という障害の症状で、かかとを上げ、爪先を引きずって歩くことをいいます。

 

 
 
この状態で歩くと足元が不安定で転倒しやすいことはもちろん、靴の爪先部分が削れやすくなります。
現在履いている靴は10月2日に購入したので、約2ヶ月で穴が開く寸前になっています。
 
 
  現在の靴の状態   
 
現在の靴は親指の下にあるふくらみ部分の靴底がかなりすり減っていて、歩いていてもアスファルトの感触が分かる程度になっています。
ほぼ確実に穴が開き、靴底(インソール)だけで地面に接しているかもと思う状況です。
 
もちろんこの状況だと、雨が降って濡れた地面を歩けば、靴の中も濡れていきます。
 
しかし、わずか2ヶ月で…しかも右足の親指付近以外はまったく傷んでいない靴を捨ててしまうのはもったいない。
 
これは今に始まったことではなく、ボクが訓練で何も持たず歩けるようになってからなので30年近くにわたってのことです。1度2度であれば穴が開いて靴を買うくらいと思いますが、20年間、1ヶ月や2ヶ月で靴を買い替えるのは、経済的負担もかなり大きくなります。
 
そこでより経済的な負担を抑えるために取った対策が、穴の開く場所を修繕して履き続けるということでした。
削れて穴が開く場所は一か所なので、その部分に補修材を塗って履きます。
 
 
  いろいろな補修材を試した結果、シューグーが一番強い   
 

 

この穴を補修するために使っているのが「シューグー」です。

シューグーの成分は「未加硫炭化水素樹脂、合成樹脂、テトラクロロエチレン」の3点で、多くの人がすり減るかかと部分の補修に使用しています。

 

かかとがすり減るため補修に使うのであれば、爪先や親指部分がする減るボクが使っても同じだということになります。

 

ですから、爪先部分がすり減って困っている場合は、ぜひ一度「シューグー」を試してみてください。

 
 
  シューグーを使う場合の注意点   
 
今回、ボクは靴底がほぼない状態、あったとしても首の皮一枚ほど薄い状態だったので昨日の夕方に塗って今日から履いています。
 
しかし実際にしっかり効果を出す場合は、厚さによって放置時間が変わってくるのでくれぐれも緊急を要す時以外は、固まるまでしっかり放置しましょう。
厚さが2~3mm程度だと12時間4~5mmなら24時間以上放置すると靴底と変わらない程度まで硬くなりますが、夕方に厚く塗って翌朝履くとかなり削れやすいので修繕はなるべく休み前をお勧めします。
 
また靴底に砂利などが付いていると、シューグーと靴底に隙間ができてしまい接着しないことがあるので、付属のやすりを使い靴底の土、砂などを落としてください。
汚れを落としたら付属のやすりで靴底を削り、補修面を少し粗目にしておきます。靴底の凹凸にシューグーが引っかかることで密着し、剥がれにくくなります。先ほどの「土や砂を落とす」行為と逆じゃないと思う人もいるかもしれませんが、土・砂の付着は元の靴底にくっついているだけで不安定なので、しっかり引っかかりません。
 
こういう作業を昨日はすっ飛ばして、普通に塗ったうえ12時間ほどで履いているので、かなり今日の補修は甘いと思います。もちろん、次の休み前にしっかり補修しようと思っています。