こんにちは!伊藤梢です。
はじめましての方への自己紹介は<こちら>から。
「何から始まればいい?4月からの英語学習」と題して、初心者編、中級者編、プロを目指す人編、と書いてきました。
私の発信を読んでくださる方には、も英語がとっても堪能な方も多いみたいです。
では、「英語が堪能な人」と「語学のプロ」はどう違うのか?
語学を使う仕事の多くは、特に免許がありません。
教師と通訳案内士くらいでしょうか。
スポーツのように、明確にプロの定義がないのなら、語学のプロとは何か?
上級者とプロの違いとは?
「一応プロ」と「ちゃんとプロ」と「一流のプロ」の違いとは?
プロって何?お金をもらう仕事をしている人?どこかの機関が実施するプロ試験に合格した人?その道で10年仕事をしている人?独立している人?
上記のどれも、プロであることを裏付ける根拠にはなります。けれど、プロをプロたらしめる、そして一流を一流たらしめる最たるものは何かといえば、
「自己認識」
だと思います。世の中にプロはたくさんいるけど、その中で自分はどんなプロなのか?誰にとってのプロなのか?どんな領域のプロなのか?
単純にスキルや表面的なキャリアだけを見て他人と比較ばかりしていたら、自分はいつまでも「まだまだ」だと思って、いつまで経っても堂々とプロを名乗れなかったりします。堂々とプロを名乗れない人は、堂々とお金を頂けなかったりします。
勉強熱心な人、心優しい人ほど、要注意!
例えば私は海外に長期滞在したことがありません。
でも2014年からプロの映像翻訳者(字幕翻訳者)として活動しています。
プロだと名乗れるようになった最初の根拠は、翻訳学校が実施するプロ試験に合格したから。そしてプロとしてお仕事を受注するようになったから。
だから、帰国子女でなくても語学のプロになれるよ、と言えます。
そして、海外で暮らしたことがなくても英語を話せるようになる方法を伝えることができます。
だから、自分で英語を使えるようになりたい人のサポートができると考えて英語コーチも仕事にしています。
では、「一応プロ」と「ちゃんとプロ」の違いとは?
(↑映像翻訳お仕事中の風景)
映像翻訳ディレクター(翻訳者にお仕事を発注したりチェックしたりクライアントに納品したりする立場)として数百人のプロ翻訳者の原稿を数年間見てきた経験から言えることは、「ちゃんとプロ」になれる人、慣れない人の違いは、プロになってから成長し続けているかどうかです。
先日、母校の翻訳学校で、恩師のディレクターともその話をしてきましたけど、やっぱりこれは間違いないです。何を話していたかというと、
「デビューしてから数年で、どんどん上手くなっていく人と、成長しない人の差って開いていきますよね。デビュー同期でもその差が出てくると、成長が感じられない人には、だんだん仕事をお願いしたくなくなってきます。」
というお話。翻訳者でなく翻訳を発注する側の、翻訳者の前では普通は話さない本音トークです。
でも、これって翻訳者の世界に限った話ではないと思います。
では「ちゃんとプロ」と「一流のプロ」に違いは何か?
これは、私も道半ばではあるけど、「これかもしれない」と感じていることがあります。
それは、「これに関しては誰にも負けない!」という、ナンバーワンかオンリーワンになれる分野があるかどうか。熱意だけでなく、それを裏付ける客観的事実があるかどうか、ないなら作るつもりがあるかどうか、それが世の中のニーズにマッチしているかどうか
です!
多くの人が、「自分はナンバーワンになんてなれない」とか「ナンバーワンとかオンリーワンなんて主張したら周りから嫌われる」と無意識に行動を制限しているように感じます。(自戒も込めて!)
とは言え、上記は「守破離」で言うところの「破離」の段階なので、まずは「守」が大事です。
そんなわけで、語学のプロにも色々いますが、もし翻訳者になりたい人がこの記事を読んでいたら、
まずは翻訳学校で学んでみる!
のがオススメです。通学生とかWEBとかありますけど、仲間ができるという意味では通学生がオススメです。多くの翻訳学校は4月から新しいコースが始まります。もうすでに4月ですけど、まだ間に合う学校も多い!
私の母校の日本映像翻訳アカデミーのオープンスクールの案内は<こちら>♡
有名な海外ドラマの翻訳などを数多く手がけているディレクターたちが、直接案内してくれる機会です!
合わせて、これから翻訳者など語学のプロになろうとする人が考えておいた方がいいこと、準備しているかどうかで数年後に大きな差が開きそうなことが、上記で書いた「ナンバーワン、またはオンリーワンになれるポイント」です。数年後には、AI翻訳もさらに進化するでしょう。文脈理解が必要な映像翻訳は、簡単にはAI翻訳にとって代わられることはないでしょうが、それでも、なぜAIでも他の同業者でもなく自分が翻訳することに価値があるのか、それを説明できるプロであるかどうかが、これからの時代に生き残っていける語学のプロなのかな、と思っています。
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