恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

1/11(土)末廣亭正月二之席

2020年01月11日 | 噺とか
末廣友の会に入会して久しいのですが、ここでいただける招待券の期限が1月末まで。
そんなこともあって、ここ3年ぐらいずっとこのタイミングで末廣亭に足を運んでいます。
正直なところ、初席や二之席は顔付けこそいいのですが、
顔見世興行ということもあって落ち着いて話が聞けないのが難点で、
積極的に足を運ぼうとも思わないのですが、まぁ、そこは目をつぶって。

11時ごろに着くと末廣亭の前にはすでに長蛇の列ができていました。ざっと60人以上。
この日は夜席に小三治師匠が出演するということもあるのでしょう。
私はこの日、昼席だけで帰る予定だったので関係ないのですが、
実際のところ、かなりのお客さんが昼から夜まで残っていたような。

彦 星「からぬけ」
天 歌「暴走族」
ストレート松浦「ジャグリング」
歌武蔵「支度部屋外伝」
勢 朝「勢朝作用」
鉄 平「三平小噺」
丸山おさむ「ものまね」
花 緑「倉庫番」
小ゑん「ぐつぐつ」
小さん「親子酒」
二 楽「紙切り」(ねずみ、カルロス・ゴーン)
歌る多「宗論」
円 丈「強情灸」
燕 路「幇間腹」
美智・美登「奇術」
伯 楽「みそ豆」
馬 風「楽屋外伝」
-仲入り-
歌る多一門「松づくし」
圓太郎「漫談」
正 蔵「漫談」
文 楽「漫談」
金 馬「不健康自慢」(?)
橘之助「浮世節」
圓 歌「B型人間」

天歌さん、頭が丸坊主になっていました。
お盆にプークで見た時はこんな感じではなかったような。
新作「暴走族」は軽いながらも面白い噺。もっと評価されてもよさそう。

花緑師匠は脳内を題材にした新作。
ラグビーがやたらと流行した昨年の世相をうまく入れ込んでますね。

円丈師匠はどういうわけか20分ぐらい高座にいたような。
いつものマクラをあれこれとやって、アンケートで降りるのかと思いきや、
まさかの古典「強情灸」でした。
とはいってもアレンジされていますし、サゲも通常のものとは違う。
そしていつも高座に置いている見台も途中で下げてしまう。
新作でなければ読む必要もないということでしょうね。
なかなか斬新な「強情灸」でしたが、長くやりすぎたと見えて、
この後出てくる演者が軒並み漫談で降りる事態に。

金馬師匠は今年で御年91歳とか。
体調を考慮してか出入りの際にはいったん幕が下りるようになっていました。
晩年の歌丸師匠なんかの時と同じですね。
体調不良のことについてはあれこれと聞いていますが、
話始めると元気だなぁと思います。
噺は新作でしょうか、不健康をお互いに自慢するというもの。
こういう軽い噺もいいですね。

トリの圓歌師匠の時には立ち見があちこち出るありさまになっていました。
なかなか落ち着いて話を聞く環境でもないかもしれませんがね。

桟敷席で4時間座っていると足にも腰にもお尻にも堪えます。
イス席に恵まれ、時間にも余裕があれば夜まで居たかったなぁ。

恐懼謹言。

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