猫を看取るまでのお話です。


亡くなる2日前くらいから、自力で立てなくなっていました。

ちょうどその頃、点滴を打とうとしても
痩せすぎて注射が貫通してしまい、うまく点滴が打てなくなってしまっていました。

何度チャレンジしてもうまく打てないのです。
痩せてくるとどんどん点滴の難易度が上がるのだと思います。

亡くなる前日、
立てないほどぐったりしていたので、
病院に行きました。

先生に改めて点滴の仕方を教わって
針を三分の1まで入れて、多少入れれたら少しずつ針を深く入れていく。
ということでした。

猫ちゃんは、目の焦点が合わない感じで
じっと伏せていました。寝るでもなく、ただひたすらじっとしてました。


亡くなる日の前日、点滴再チャレンジをして
先生の言うとおりにしたら無事点滴できました!

猫ももう嫌がる労力もなかったのでなんと注射も入れやすい。



亡くなる日の夜、結局そこそこ仕事が遅くなり、夜遅くに帰ったのですが
帰ったら猫の姿がなく
探したらベッドの下、手の届かないすみっこに隠れるようにおりました。

「うわこれ死んでるかも、、、」
恐る恐る、ライトを照らしてみるとギリギリ息をしていました。

ベッドの下に隠れるはかなり危険なサインだと思います。

掃除機の先っぽで猫を手繰り寄せて、
状態を確認すると、何やら盛大に吐いたような跡が口元に、、、
今まで吐いたりはしなかっただけに、いよいよ感がありました。


強制給餌、点滴はせず、隣でずっと頭を撫でました。
出会った頃から今日までの思い出話を、猫に聞かせながら。


昔は餌を食べ過ぎて太ってて、
サイエンスダイエット買ってみたけど
サイエンスダイエットが美味しすぎて爆食いしてさらに太ったりしてたんですよね。

今は撫でると背中の骨しか感じないくらいガリガリ。
でも、ガリガリの猫に慣れてしまって、太ってた頃を思い出せなくなりつつあります。



猫ブロガーさんのブログで見た「口呼吸を始める」という末期症状がなかったので、
もしかして今夜は生き延びるかな?という気がして
ひとまず私は寝ることにしました。
ベッドの隣に猫を置き、いつでも撫でられるようにしました。


夜中に、何度か「あぉーん」と鳴いたので、なでなでしてあげる。というくだりが何度か続いたと思います。

この「あぉーん」と鳴くのは、病気が発覚する数週間前もそうでしたし、体調不良の時期もそうでした。
いつもの可愛い鳴き方とは、違うのですよね。


朝の6時20分頃、
「あおーん」が最大級になり「ついにきたかー」と思い
猫をまた撫でました
「大丈夫ーもういつ逝ってもいいのだよー楽になってよいぞー頑張っているね」と励まして、なでなでと。


少しの痙攣と、もがき苦しむようになり、声が出なくなり、
そのまま、動かなくなりました。
この間、1分くらいだったと思います。

かなり短め。
長く苦しまずに済みました。

よかったなぁ。


ついに、お亡くなりに。

2か月の闘病生活、お疲れ様でした。

ありがとうね猫ちゃん。