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How to Cosplay

親にコスプレを反対された時の今すぐ試せる解決策4つのポイント

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親がコスプレに反対、あるいはあまりよく思っていない

「コスプレ」「親の反対」などのワードで検索をかけますと、質問掲示板への投稿が多くひっかかってきており、昔からこの問題は根強く存在していることが判ります。

ここで考えなければいけないのは、なぜ大人たちはコスプレに反対するのでしょうか。視点を変えて、反対する人たちの立場に立ってモノを考えてみる必要があります。

例えば、家族や仲の良い親友が目の前で理解のできない恥ずかしいことをやろうとしている場合、あなたはどうするでしょうか?
具体的に言えば、パンツを見せて通りすがりの知らない人にスマートフォンで写真を撮らせているような・・・そのようなイメージです。

当然、身体を張って止めに入ると思います。

そこで、コスプレはそんな恥ずかしい趣味ではないという反論が返ってくるかと思います。漫画やアニメはクールジャパンとして世界的にも日本の文化として認められていますし、その好きなキャラクターに扮しているだけであると。

コスプレをして、一部上場の大手企業のイメージキャラクターとして、公式のお仕事をしているコスプレイヤーさんもいるくらいなのです。

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というのは、あなたの考え方であり反対する親御さんはそのようには見えていないということです。コスプレを行うことに反対する多くの家族は、「コスプレなんて恥ずかしいことはヤメて」と言います。

最近でこそ芸能人やテレビ局のキャスター等がコスプレをしてテレビ番組等に露出するようになり、ハロウィンやクリスマスなどではコスプレをする機会も多くなりましたが、少し前まではコスプレを含むオタク趣味は一般には理解され難い"趣味"でもありました。

このため、ある一定の年齢以上の人にとっては、他人に披露できない恥ずかしいことと思っている人も少なくはないということです。この場合には、「コスプレなんて恥ずかしいからヤメて」「ご近所さんに娘が趣味でコスプレしていますなんて言えない」となるのでした。

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外から見たオタク趣味、コスプレ

では、そういった大人たちは「コスプレ」を具体的にはどのように見ているのでしょうか。

少し前、そうちょうど今の現役コスプレイヤーの親世代が学生時代だった頃には、アニメファンであることをクラスの中では公言できない雰囲気がありました。部屋がアニメ雑誌や漫画・ビデオなどで埋まっている様子など、他人には見せられないものでもあったのです。
(とある有名な事件が大きく関与しています)

その昔オタクは孤独であり、今の時代のようにクラス中が「鬼滅の刃」の話題一色に染まる、というようなことはありませんでした。クラスで「週刊少年ジャンプ」や「サンデー」の回し読みはあれども、オタクな話題はクラスの隅でひっそりとするというのが日常でした。

アニメや漫画の話題ですら日陰の存在でありましたから、そこからさらにマニアックなコスプレ趣味というのは、関わっているということすら公言することはタブーでもあったのでした。そもそも、オタクファンですら、さらに深い領域のコスプレ趣味へ足を踏み込める時代ではありませんでした。

この頃にちょうど「コスプレ」というワードも使われ始めた頃でもありますが、その意味は今とは異なるものでもありました。当時の「コスプレ」というのは、セーラー服やナース服などを着てキャバクラなどでの性的なサービスをするものとして一般化していたのでした。

さらに、コミケなどのコスプレ写真が一般化する際に、やはりエヴァンゲリオンのプラグスーツやストリート・ファイターIIなどのようなセクシーなキャラクターが特に目を引くために紹介されたことから、「コスプレ」は"いかがわしいもの"というイメージが一般へは浸透してしまっていたのでした。

今日のネット上に紹介されるコスプレ写真の中にも、露出度が高いものやセクシーなショットを強調して紹介、転載するサイトが多くあることからも、「コスプレ」とはエッチなものというイメージを持つ人は少なくありません。実際に、セクシーなコスプレ写真の方が集客効果が高いことからも目立ち、アフェリエイト目的には注目されるワードとして「コスプレ」はよく使われます。

コスプレ 歴史 ヒストリー

コスプレ写真は2000年頃のイメージで本文とは関係ありません。
This cosplay picture and text unrelated.

その他にもある保護者が考えるコスプレへの懸念3つ

私たちコスプレに関わっている人々が考えているものとは、一世代上の親御さん達の多くの一般の人が考えている「コスプレ」というイメージが大きく異なっている場合がある、ということを理解しておく必要があります。

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この他にも、コスプレを行うことによって保護者が危惧しているデメリットには、次のようなものがあります。

  • コスプレをするのには"お金"がかかる
    限られたお小遣いやバイト代の大半をコスプレ関連に注ぎ込むようにはさせたくない、という親心。
  • コスプレやバイトに割かれる時間が勉強の邪魔をする
    平日の放課後はコスプレの準備、休日はイベントで時間が潰れ、学生の本分でもある勉強がおろそかになることへの危惧。また成績が落ちることへの不安。
  • 多くの人、様々な世代の人との交流が生まれ危険
    コスプレのメリットでもある反面、女性が圧倒的に多いコスプレ趣味では、中には下心や利益を求めて騙そうと近づいてくる人もいたりします。

コスプレをすることに反対するということは、基本的にはコスプレという世界をよく知らない無理解から生まれる偏見ではあるのですが、実際に上記のような懸念があるのも事実ではあります。

高校生までは自宅と学校の往復、生活圏や交友関係が広がったとしましても塾やバイト先程度であり、狭く限られた空間での生活であることから大海の世間を知らず、いろいろな社会のルールに対応出来ません。そうしますと経験の有無からもトラブルへの自分一人での対応能力は低く、人間関係を含めて被害に遭ってしまう確率は非常に高くなってしまいます。

反対する保護者は、この部分を一番心配しています。

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いくつかの質問掲示板への回答には、親のコスプレ反対への解決策としては実家からの独立をあげているところが多く見られます。つまりは、経済的に親の管理下にある限りはコスプレは諦め、社会人になってから収入を得られるようになってからコスプレは始めましょう、という解決策の提案が多く見られます。

ただ、これでは「今、コスプレがしたい」という問いの回答・解決策にはなっていないわけでもあります。お金など様々な要素を鑑みて、社会人になってからというのも数ある解答の中の一つではあります。

他の記事でも頻繁に書いているのですが、コスプレイヤーは16歳くらいから始め約10年間がピークでもあります。大学を卒業して社会人になるまでの5~6年間を無駄にするということは、経験を得るのに貴重なこの時間を捨ててしまうことと同義でもあるわけです。

それに、社会人になってからはお金や生活の自由度は広がりますが、時間が自由にならなくなりコスプレから遠ざかる、あるいは引退するコスプレイヤーも少なくはないのです。

そういった意味からも、やはり時間がある学生のうちでないと学べない、この時期でないと効果が無いことも多くありますから、今コスプレがしたいという気持ちは大切にすべきだと考えます。

親の反対をクリアしてきた先輩コスプレイヤーに倣う4つのポイント

この記事の最初に「親の反対は古く、昔からある」と書きました。

ということは、今現在で活躍中のコスプレイヤーの中にもこの問題と対峙して解決をして来た人達が多くいるはずです。そういった先輩コスプレイヤーの解決策に倣うことが、解決への一番の近道となります。

まずは、反対する人が何を理由にして反対をしているのかを明確にさせます。その反対理由を一つ一つ潰していきながら、説得を試みていきます。

一番厄介なのは感情的になり理由も無く「ダメなものはダメ!」となってしまうことです。とにかくお互いが冷静になり、理論的に話し合う時間を持つことです。そして、ご両親のコスプレに対する偏見を少しでも解消し、考え方を正しい方向へ導くよう努力してみましょう。

  1. コスプレはいかがわしい趣味でないことを説明
    今、コスプレはハロウィンやクリスマスで幼稚園から普通に行われること、大学生や社会人になれば新歓パーティの余興などでも人気者の必須スキルでもあり、恥ずかしい趣味ではないことを解説します。声優による2.5次元ミュージカルやコンサートなども人気でビジネスになっています。
  2. 予算を無制限に注ぎ込まないことを約束
    自分がバイトで稼いだお金は自分がどう使おうが自由だ・・・ではなく、コスプレ以外への支出も含めて計画的に予算配分を行うようにします。コスプレにより得られるもの(交友関係が最も大きい)があり、支出を無駄遣いだと思わせない努力が必要です。
  3. 成績を落とさない、むしろ上げる努力
    ほとんどの親は、コスプレを始めとしたアニメ・漫画は子供の勉強を邪魔するものと考えています。好きなもののためには頑張れる、ということを糧として成績向上に努めます。(家庭科の成績は間違いなく上がります)
  4. 危険な交友関係には近づかない
    怪しい撮影会への誘いや見知らぬ人からのSNS等での誘いには乗らないなど、ルールを決めて危機管理体制をきっちり構築しましょう。撮影会や合わせ撮影などのスケジュールなどは、親へ伝えておける関係性を作っておきましょう。

これらの対策で重要なのは、口だけで終わらせないということです。必ず行動で示すようにして、結果を残しご両親に解ってもらうようにします。

例えば「交友関係」において、コスプレでは世界的な広がりがあることから、中国人や韓国人さらには欧米の方々と接する機会が非常に多くあります。これらの人たちとコミュニケーションを取るのには中国語や韓国語、最低限の英会話のスキルが必須となってまいります。

そこでご両親へは英会話の必要性をプレゼンテーションし、自分の予算で学習スケジュールを提案するのです。つまりは、コスプレと英会話を抱き合わせて、渋々認めさせる手法を取るわけです。

これにより「コスプレ」と「英会話」を手に入れ、さらに「問題解決のためのプレゼン能力」というスキルを同時に会得することになるわけです。いずれも、将来に役立つ3つであることは確かです。

もっとも、日本語が話せない外国人とのコミュニケーションは、ポケトークのような通訳機・アプリで代用できるのですけどもね。そこに気づかせないように誘導することも重要です。

もし仮に、ご両親の両方がコスプレに反対をしている場合には、どちらかの片方を攻略して味方に付けましょう。日本は民主主義の国家で、そのように教育されてきていますから、家族内での多数決で過半数へ持ち込めれば容認を勝ち取る成功の確率が高くなります。

コスプレに関係する技術は、今後生活していく上で役に立つスキルが多く含まれています。洋服の裾上げやお直し、修復の技術であったり足りないものを作り出すアイデアなど、自分で工夫して考えることが重要な趣味でもあるのです。

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