Fallout NewVegas ; G.I. Blues(4)

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再びオールドモルモンフォートへ戻ってきたLuciaとラウル。

「ジュリー・ファルカスって誰だい、ボス?」
『ジュリーさんはね、ここをまとめている人で・・・ちょっと変わった髪型してるんだよね・・・あ、いた!」

ジュリーを呼び止め、早速NCRのことを聞く。

『ジュリー!久しぶり』
「あらLucia。・・・そちらは?」
『今一緒に旅をしてるラウルよ。」
「どーも。」

ジュリーにNCRのことを訪ねると、思い当たる節があるようだった。
知り合いのエリザベス・キーラン少佐と話をしてみるといいと教えてくれた。
なんでもキーラン少佐は貧民に物資を配っているらしい。

ジュリーが何故そんなことを聞くのか不思議がるので、Kingが気にしてるんだよと教える。

「ああ、何かぴりぴりしていると思っていたら・・・そういうことなのね。」
『ちょっとした経緯でKingの手伝いをすることになったの。じゃあ、キーラン少佐に会ってみようかな。』
「そうね。エリザベスはフリーサイド地区の担当だから、色々知ってるんじゃないかしら。」

ジュリー・ファルカスに礼を言い、不法占拠地区へ向かうことにする。



エリザベス・キーラン少佐は破壊された建物の中で貧民たちに食料を配っている。
ジュリーが教えてくれた場所の入り口にはNCR隊員が立って、当たりを見張っていた。


※合い言葉を言う・Speachチャレンジ・隊員から鍵を掏り取る

NCR隊員にお願いして建物の中に入れてもらう(Speachチャレンジ)。

中は不法入居者たちで溢れかえっていた。
奥のカウンターで忙しそうに物資を渡したり、NCR隊員に指示を出したりしている女性がいる。
彼女がエリザベス・キーラン少佐だろうか。話を聞いてみよう。

キーラン少佐は最初、Luciaとラウルを物資を貰いに来た不法入居者と間違えて食料を渡してきた。

思わずダンディーボーイ・アップルを受け取ったLuciaは、慌てて食料をキーラン少佐の手に押し戻した。
『あなた、エリザベス・キーラン少佐?ジュリー・ファルカスと知り合いだって聞いてきたの。』
「アポカリプスの使徒のジュリー・ファルカス?彼女はとてもいい人だわ。・・・NCRが皆そう思っているわけではないかもしれないけれど・・・。」
『何か、揉め事が起きていない?』

キーラン少佐は一瞬話すべきか逡巡した。

「実をいうと・・・救援活動を調整するためにKingに特使を送ったのよ。」
「特使?」思わずラウルが口を挟んだ。
Kingはそんなこと一言も言っていなかったぞ・・・。
Luciaも同じことを考えているのか、怪訝な表情をしている。

ふう、と一息吐いてからキーラン少佐は話を続ける。

「私たちが送った使者は・・・容赦なくボコボコにされて帰ってきたわ。かろうじて生きて逃げ出すことができた、というような状態でね。」
Luciaとラウルは、互いに視線を交わした。
どうにもきな臭い。どちらかが嘘をついているんだろうか?

「とりあえず、Kingのところに戻ろうか、ボス。」



ものまね学校に戻ると、ペイサーが声をかけてきた。

「よぉ、嬢ちゃん。NCRのレディーが何か話し合いのための使者を送ったとかなんとか訳のわからないことを言ってるらしいな。」
Luciaはペイサー顔を見つめる。
どうして、この人はキーラン少佐との話の中身を知っている?あの場所にいたの?

Luciaが黙っていると、更に脅す様にNCRはスパイを送り込んだってことだ、Kingを煩わすような話じゃないと言う。

暫く睨み合いが続く。

『私は、何が起こっているのかをKingに調べるように言われてNCRに会ったわ。あそこで聞いたことは全てKingの耳に入れるべきよ。』

先に視線を外したのはペイサーの方だった。
ちっと舌打ちをして、好きにするといいと言って立ち去って行った。

Rexと一緒に寛いでいるKingに、不法占拠地区で行われていたことを報告する。

『NCRの人たちは不法占拠地区で食料や物資を配っていたわ。』
「食料だと?目くじらを立てるような話じゃないな。他になにかあるか?」
『うーんと、NCRの人たちだけに配ってるみたいね。』

「なるほど。NCR以外の人間に食料が渡らないように、ならず者たちが見張っているということか。私の不運な友人は排除されるために襲われた可能性があるな。」

『あと一つ、伝えることが。』
「ん?今の話で最後じゃないのか。どんなことだ?」
『NCRの人が言うには、この問題を話し合うために貴方に人を送ったそうよ。』

Kingは本当に初耳だったようだ。少し動揺しているのが見て取れた。
「まて、まて。なんだって??人を送った?」
『そう。そして、その使者は殴られてボコボコにされたそうなの。辛うじて生きて帰ったらしいけど。』
「そういうことか。それが原因でNCRは対立姿勢を崩さないわけだ。」

Kingが深いため息をついた時、ザ・キングスのメンバーが慌てて駆け寄ってきた。

「King!大変です!」
「どうした?」
「駅の近くでペイサーと見知らぬ輩とで銃撃戦が繰り広げられています!NCRかもしれない。」
「なんだって?あのバカは何をやっているんだ。」

Kingは頭を抱え、しばらく呻いていたがLuciaとラウルに向き直り事態を収拾するように頼んできた。
「NCRに、Kingsは協力するつもりであることも伝えて欲しい。」
『わかった』

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