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昭和の香りが残る大和郡山市

2020-04-06 13:44:05 | 地域と文化
昭和の香り漂う~遊郭から下宿屋に~
近鉄橿原線大和郡山駅から東へ歩いていくと、歌舞伎や文楽でお馴染みの「義経千本桜」ゆかりの源九郎稲荷神社あります。その神社の参道から細い路地を曲がると、木の格子が一面に張られた3階建ての「町家物語館」があります。
この建物がある洞泉寺町にはかつて花街があったのです。この建物は大正末期に建てられた遊郭で、昭和33年まで営業していたのです。その後は、客間を下宿として貸し出していたというのです。
その後、空き家となっていた貴重な建築物を遺そうと、大和郡山市が買い取ったのです。
平成26年には登録有形文化財に指定され、耐震工事などを終えて一昨年から一般公開されているのです。
この建物ですが、1階の格子は目が詰まっていて、外から中を見ることができないようになっていますが、格子は各階ごとに間隔が異なっていて、3階の方が隙間が空いているのです。
階段を上がると左手に見えるハート形の窓は「猪目窓」といい、SNS映えすると若い女性に人気の窓だそうです。
当時の遊女たちもこの窓を見て「かわいい」という感情を持っていたのでしょうか?
平成も終わって昭和もかなり遠くの時代となってしまいましたが、この建物を歴史と呼んでしまうには、あまりにも生々しさも残っている遊郭特有の建物だと思います。
興味のある方は一度見てみてはいかがですか?
場所:奈良県大和郡山市洞泉寺町10番地 TEL:0743-52-8008

       

  



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