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花で巡る宇陀路

2020-06-03 09:36:38 | 地域と文化
花で巡る宇陀路
桜の花といえば、吉野や奈良公園を思い浮かべますが、宇陀にもいろいろな花の名所があります。つつじ・石楠花・すずらん・杉・いちょうなど見どころ十分で四季を通じて楽しませてくれます。

~自生すずらん~
 近鉄室生口大野駅から徒歩1時間ぐらいのところに、室生向渕という地域があります。この地域は、すずらんの自生している場所で、南限地として国指定の天然記念物となっています。
向渕のすずらんは、樹木の下草に混じってひっそりと咲く姿は可憐ですが、国の管理となっているため、保存地域内に入ることができませんので、遠方からの見学となるため見学料等は入りませんが、なかなか確認し難いです。ちなみに、開花時期は5月下旬~6月初旬となっています。

~村おこしの石楠花~
 近鉄榛原駅からバスで曾爾村役場前行きに乗り、上田口弁天バス停下車徒歩5分のところに金刀比羅神社があります。
金刀比羅神社は、弁財天が旅の途中に体調を崩しこの地で療養したのです。その後も毎年避暑に訪れたと伝えられています。
この金比羅神社を囲むように境内約3haの山に1万本の石楠花が咲き誇っており、早生、晩生といろいろな種類が植えられ、ゴールデンウイークには「石楠花まつり」が実地されます。
この石楠花ですが、地元自治会が村おこしとして植栽し、平成19年度花の観光地づくり大賞奨励賞を受賞しました。

~つつじと桜の共演~
 近鉄榛原駅よりバスで宇陀警察署前バス停で下車し、30分ほど歩くと、榛原鳥見山公園があります。
榛原鳥見山公園は、鳥見山(735m)の頂上近くにあり、勾玉池を中心とする高原上の自然公園で、園内には神武天皇跡伝承地の顕彰碑や歌碑が多くあります。
鳥見山公園は、つつじの名所としても知られ、春には数千本のつつじと山桜が美しく咲く姿の共演は見事ですし、秋には桜の葉の紅葉が格別です。
榛原鳥見山公園の展望台からは眼下に大和盆地や宇陀の山谷を一望でき、静寂な聖跡からの眺めは絶景で、桜・つつじ・紅葉・雪景色など四季を通じて美しい姿を見せてくれ、訪れる人を癒してくれる。

~四季の花園“しょうぶ園”~
 近鉄三本松駅を降りると、三本松長瀬の大師堂と室生寺を結ぶ道沿いが広がります。この道は、かつて多くの参拝客が通り大師の道と呼ばれていました。
大師の道から国道165号線を横切り、こもれび市場(道の駅「宇陀路室生」)から宇陀川を渡り歩いて15分~20分ぐらいのところに滝谷花しょうぶ園があります。
滝谷しょうぶ園ですが、広さは1万坪で、600種100万本のハナショウブが咲き乱れる花の名所で、ハナショウブは6月から7月に見頃をむかえます。また、桜・芝桜・テッセン・ハマナス・スイレン・アジサイ・コスモスなども植えられており、季節に応じて次々開花しますので、一年を通じて楽しむことができ、夏期にはブルーベリー摘みとジャム作り体験も楽しめ、園内には、花の苗の販売、バーベキューコーナー、食堂、みやげ店などがあり、花を眺めながら一日かけてゆっくりと遊ぶことができます。
滝谷花しょうぶ園には三つのおすすめのお土産があり、おすすめの一つ目は、自家製ブルーベリージャムで、完熟した無農薬ブルーベリーを丁寧に摘み取り、無添加でジャムに仕上げたおすすめの一品です。
次に、ブルーベリー玄米黒酢で、完熟したブルーベリーを特製玄米黒酢にじっくり漬け込んだ一品で、水・炭酸水・牛乳で割って飲むと最高です。
最後に、ブルーベリー果実酒・酢の素です。これは、滝谷産のブルーベリーをしっかり乾燥させて氷砂糖を瓶に詰め込み、2ヶ月間ねかせた後、炭酸水・氷水で割って飲むとオリジナルテイストが楽しめますので、是非お土産にどうぞ。





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