小倉は、 サマースプリントシリーズ第四戦の北九州記念です。例年、伏兵馬の好走が目立つハンデ戦ですが、牝馬の活躍が毎年のように目立つレースでもあります。特に53キロ前後の軽量ハンデ馬の好走が多く、良馬場なら瞬発力勝負になりやすい。騎手とともに小倉巧者の活躍も多く、人気薄まで能力と調子比較は怠りなく。高速こその馬を上位に取りました。

【予想】 馬場はだいぶ回復、土曜日はやや平凡な時計ながら、明日の日曜日はかなり良いコンディションでやれそう。千二百に絞って4連勝、小倉では3戦3勝の◎ミラアイトーンを本命とします。短距離では全く底を見せていない成績で、56.5キロのハンデはやや重いがハンデキャッパーの期待の裏返し。脚質的に大外もあまり不利とは思えず、小倉巧者の屋根とともに連軸期待。○アレスバローズが相手筆頭。前走の休養明けCBC賞は人気薄ながら2着に喰いこみ、昨年のハンデから＋3.5キロを考えると相当の能力がある。昨年と同じローテで臨み、連覇を狙う。持ち時計1分6秒6はメンバー最速時計。▲モズスーパーフレアは、前走のG1高松宮記念では、逃げて15着と大敗したが、前半32秒台で飛ばしてもレースを作れる現役屈指の快速馬。競う馬の有無にかかわらずHペースで飛ばしてなんぼの馬だし、明日のメンバーもテンが速い馬は近走不振な馬が多く、意外に追いかけてくる馬は少ないかも。△カラクレナイは、本命馬に京都OP特別で惜敗したが、平坦コースの切れ味が抜群の馬。切れる脚を使えるのが短いタイプで、展開の助けは必要だが上位に食い込む力はある。時計が少しでもかかるようなら…△ファンタジスト、3歳馬からは重賞2勝で昨年の小倉2歳Sの覇者ファンタジストを挙げておきます。千四でも距離がギリギリのスプリンターで、いわゆる短距離の差し馬タイプだが、G3ハンデ戦で小倉千二なら主役級の注意が必要。もう一頭なら、注ダイメイプリンセスあたりが怖い一頭か？昨年のこのレースを55キロで2着、今年も55キロなら有利だし、持ち時計も1分6秒台がある。