子供の日のど付き合い その１

こんにちは、O型の毎日、ゆるりと平安に生きていきたい夫です。

うちの妻はA型。きっちりした性格。

2020年5月5日。この日は忘れられない日になるだろう。

1月に男の子が生まれ、初めての端午の節句。楽しい一日になるはずだったのに、午前中、ついに僕は我慢の限界に達し、キレてしまった。

問題は前日の夜にあった。

前日の昼から、妻がスマホゲームのイベントがあるから、ちょっとゲームやらせて―と言ってきてた。

4か月近くになると子供の体重も6.8㎏になり、抱っこが女性の身体にはなかなかキツイらしい。毎日、子供を寝かしつけた後に、全身のマッサージをしてお互い眠りにつくという、夫婦2人穏やかな日々が流れていた。

子守りで体もキツイだろうし、スマホゲームなんかで、少しでも気持ちがリラックスするなら！とキッチンの後片付け、子供の抱っこ、寝かせつけなど進んでしていた。

事件は、夜9:00過ぎくらいに起きた。

子供の沐浴をした後、ポカポカの身体で眠らせてやろう！と抱っこをしてあやしていた時、妻からクレームが入った。

あのさ、フライパンの油汚れがとれていないよ。ちゃんと指でキュッキュと確認してから乾燥機に入れてくれる？

え、まじか！？　でも油でギトギトで2回も洗剤をかけて洗ったんだけどなー。とれてないの？

だから、取れてないから言ってるんやん。てかほとんど毎回取れてない！

え、マジで？どのこと言ってるの？俺、ちゃんと洗っているんだけど。

そして乾燥機からフライパンの表面に残った白い斑点を指さしてきた。

え、これって油汚れなわけ？

だから、そうだっていっているやん。油が取れてない。

いやさ、これってカルキとかの水道の残留物でしょ？

じゃ、なんで私が洗うと、残らないの？

知らんやん、そんな、たまたまなんじゃないの？　じゃいうけど、風呂の床の白い痕や、乾燥機の隅っことかにある白い斑点も油汚れなわけ？

知らないけど、私がやるとフライパンには白い斑点は残らない！いつも言っているけど、手でキュッキュってなることを確認して入れているから。ゆーき君、やってるの？

いや、フライパンはやってないよ。毛糸のすすぎ用のスポンジで濯いでいるの。

だから、それがアカンって何度も言っているやん！なんで私がやってって言ったことをやらずに、そんなに言い訳しているわけ？

だからさ、それ、汚れって認識がないし、2回も洗剤つけて洗って、それでも取れない細かい汚れなんて、油使うフライパンの宿命てか、取れない汚れでしょ？

は？2回も洗ってて、それでもできないから許して―って言っているの？

まぁ、簡単に言えばそういうことになるよ。俺はちゃんと洗ったし、汚れっていう認識でもない。その僅かな汚れに対して、これ以上求められても、もう勘弁してくださいって感じだよ！

自分、マジ、アホやな！2回も洗ってそれができないから細かいとかマジあり得ないわ。こっちはできてないって言うとんねん。

てか、なんで「分かった、そうする」って言えんねん？そうすればこんな長い時間言い争いしなくてもすむやん。まじあり得ないんだけど。

あのさー、大体、スマホゲームやりたいから、家事とか頼んでいるひとに言うセリフかー？

できてないから、やり直しの洗いとかで、余計手間がかかるんだよ！

それにゲームばかりやっているわけじゃありません。子供が寝ているときは確かにやっているけど、起きている時は布団から落ちないかちゃんと見ているし、子供のことをネットで調べたりしていて、あんたがいうほどゲームやってないから！

 その後、フライパンからゲームの話が延々と続く・・・

確かにあなたにとっては細かいかもしれないけど、私の細かい性格で助かってるところもあるでしょ！いつも買い物で安くてよいものを買ってきて家計が助かってるやん。

10円とか差で、かなり面倒なこと私がやっているおかげで、かなり貯金もできているやん。そういう側面はよくて、洗い方が細かいほうについては文句言ってきて、都合いいんじゃない？

それはまた違った話でしょ。自分でも拘りが強いこと自覚しているわけでしょ？

そんで、たまたま俺が拘りが強くないから、ハイハイってあなたのやり方を黙って受け入れているからこの家は成り立っているわけ。自分だって、結構、自由にしてもらってるって感じあるでしょ？

それは自由にしてもらっている感じはあって有難いと思っているけど、ほな、こちらもおおざっぱに生きていっていいんだな？

買い物であなたがやっているように、なーんも考えず、欲しいものを籠に入れて買ってくるからな。確実に貯金はできなくなるわな。

と、フライパンの洗い方の拘りから、細かい性格のおかげで貯金が出来ているって話に論理が飛躍した。

もう1時間くらいどうでもいい話をしていることに二人とも気づき、話は終わった。