ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「しゃべれども しゃべれども」

2019年11月15日 | 日本映画
2007年公開の日本映画の紹介です

監督は、平山秀幸。
佐藤多佳子の同名小説が原作の、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、国分太一、香里奈、森永悠希、松重豊、八千草薫、伊東四朗。


噺家の今昔亭三つ葉は落語が大好きで、18歳で今昔亭小三文の内弟子になり、芽が出ないまま数年経っています。
三つ葉は古典落語に執着していて、師匠からはいつもダメ出しされる状態でした。
ある日、師匠が話し方のカルチャースクールで講義を頼まれている席に三つ葉もお伴として同行します。
熱心に聞く受講生の一番後ろの席に、不機嫌な女性が座っていて途中で退室してしまいます。
三つ葉は女性を追い掛け、理由を聞き途中の退席は失礼だと叱責します。
それでも態度を崩さない女性に、自分の落語を聞きに来いと三つ葉は言ってしまいます。
三つ葉は帰宅すると、祖母の茶道の生徒の一人、郁子に、いじめられている甥に落語を教えて欲しいと頼まれます。
落語会の日、客席の一番前に、先日の女性・十河が座っていて、緊張する三つ葉はぐだぐだでした。
その後、十河は“口のきき方”を教えて欲しいと三つ葉に言い、三つ葉の生徒2人の落語教室が始まったのです。
ある日三つ葉は、十河とほおづき市に行く事になります。
用事を足して三つ葉は十河と合流しますが、浴衣の似合う美しい十河に驚くのです・・・

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冒頭で、太一・・じゃない、三つ葉の語りが入ります。
「噺家の名前を何人言えるだろう
東京で452人余り、上方も合わせれば600人以上
寄席は都内にたったの4件
それでも、身を立てようと後を絶たない・・」

劇中には、古典落語の「饅頭こわい」と「火焔太鼓」が登場します。

毎日映画コンクールで
「主演男優賞:国分太一」「助演男優賞:松重豊」「録音賞」の受賞があります。

≪ 古典落語 とは ≫

一般に江戸時代から明治時代・大正時代にかけて作られたものを指すことが多いようです。
それより後は「新作落語」と呼ばれ、
「創作落語」は上方の落語家たちによる造語のようです。 

初心者にお薦めの演目は、
「饅頭こわい」「寿限無」「時そば」「寝床」「芝浜」「元犬」
「茶金(はてなの茶碗)」「野ざらし」「やかん」「牡丹灯籠」
などのようです。






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2 コメント

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落語と映画 (ayasiiojisann)
2019-11-16 00:58:27
映画、テレビで落語を扱うと落語の面白さがまったく消えてしまいます。伊東四朗は何を演じても役柄よりも伊東四朗が前に出てくるあくが疎ましく、何をやらせても失敗作です。落語を扱った映画で面白いと思えるのは森田芳光監督の「のようなもの」でしょうか。オマージュとして「のようなもの・のようなもの」も作られましたが、こちらは駄作でした。
おはようございます (ayasiiojisannさんへ)
2019-11-16 08:16:30
確かに、ストーリーの流れもあるので、演目を楽しむ感じではない気がしました
落語はあまり聞く事がないので、きちんと楽しみたいと思いました
「のようなもの」、観たいです!!
ご紹介と、コメントありがとうございます

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