猫と暮らすことを検討していた頃、「しつけは初めが肝心!」とネットで猫のしつけ方を調べていた私。
今でこそ猫にしつけという概念はないと分かっていますが、初心者はそんなもんです。子猫からしっかり教えれば大丈夫だろうと思っていました。
ところが、いざ猫を迎えてみるとどこにでも上がる上がる。いくら教えても対策しても、なかなか言う事を聞いてくれません。
しかし、キッチンやテーブルに猫が乗ることはは安全面や衛生面でもあまり好ましくないですよね。
現在、我が家の猫たち(姉妹・2歳)はときどきキッチンにもテーブルにも上がりますが、人間が乗って欲しくないときには黙って降りることが多くなりました。
そこで今回は我が家の猫のテーブルマナー(?)を紹介させていただきます。
【目次】
※キッチンマナーについては過去記事をどうぞ。
テーブルに上がるかどうかは猫の性格次第
自分の周りの猫飼いさんや、ネットでのリサーチによる私調べでは、猫がテーブルに上がるかどうかは個体差があるようです。
もともと大人しい子であったり、ジャンプ力の問題だったり、興味の有無の問題だったり…。
ただ、普通の元気な猫であれば、そこにテーブルがあれば上がります。当たり前に。
ですから、自分が迎えた猫がテーブルに乗ってしまうからといって焦る必要はありません。ダメと言っても言う事をきかないのが普通です。あとはどうやって対策をするか、それに尽きます。
猫がテーブルに乗りたがる理由を知る
敵に太刀打ちするにはまず敵のことを知ることから始まります。
敵じゃないけど。猫だけど。
猫は高いところに上がるのは、ほとんど本能です。狩りをするために高い場所に獲物を探すためや、高い場所だと敵に襲われにくいために上がるといわれています。
そうなると、リビングにあるテーブルは猫にとってベストな高台になるということが分かりますよね。
猫にしつけはできない。でも対策は可能
先ほども言いましたが、猫にしつけの概念はありません。叱ったり大声を出したりして効果が出ることもありますが、猫にとってトラウマになってしまったり、飼い主を避けるようになってしまったりすることがあります。
私は猫がテーブルに興味をもたないように仕向けたり、テーブルに乗っても良いことがないと分からせたりできないかなと思いました。
そこで、ここからは我が家で行った対策とその結果を紹介します。
①黙って猫をテーブルから降ろす
私的には「叱らない」のがポイントです。とにかく、テーブルに乗ってしまったら黙って降ろすことを黙々と続けます。猫たちはそこで「乗ると降ろされる」と認識し始めたようです。次第に降ろされそうになると自分から降りるようになりました。
ただし、飼い主がそれをできるときに限られますが。
②テーブルに乗っているときは構わない
猫たちがテーブルに乗ってしまい、人間の手が離せないときなどはあえて何も見なかったことにしています(笑)。猫たちは「ニャー、ここに乗っちゃってますよー」とアピール←(なんとなくイケナイことだと分かっている) しても、まったく構いません。そうしていくうちにテーブルに乗ったままということは減りました。
たまに上がりますけどね(^▽^;)
③テーブルから降りたら褒める
我が家の猫たちはかまってちゃんなので、飼い主に自分を見て欲しいという気持ちからテーブルに乗っているな、と分かることもしばしば。飼い主が降ろさずとも自分から降りた場合はすかさず褒めます。
④ほかに高い場所をいくつか用意する
やはりこれは必要かと。我が家も子猫を迎えた当初はキャットタワーなどなく、成長とともにテーブルに乗るようになってきましたから。キャットタワー、もしくはそれに代わるような場所があることで安心感が生まれるのではないかと思います。
我が家もキャットタワーを設置してからは、テーブルにばかり乗るということはなくなりました。
キャットタワーに関する記事はこちらをご覧ください。
⑤カフェテーブルはオールOKにした
我が家にはソファ近くにカフェテーブルを置いているのですが、(要はちゃぶ台みたいな小さなテーブル)それはいつでも乗ってOKという我が家ルールを作りました。ダメダメ言うと可哀想だったので…。
もちろん、来客があって尚且つ料理などが乗っているときは上がりません。来客時は猫たちも緊張しているということもありますが。
⑥ガムテープ等はあまり効果ありませんでした
一般的に言われている、ガムテープの粘着面をテーブルに貼ることや、霧吹きなどは一時的な効果しかありませんでした。(我が家では)
ガムテープはそのうち粘着力が弱くなって貼り替えが面倒になってしまって中止。霧吹きはやってみたこともあるのですが私は何かこれは違うな…と思ってやめてしまいました。
霧吹きはなるべく飼い主がやっているところを見られないように(天罰だと思ってもらう)というやり方でしたが、うまくできないのと、そもそもここまでする必要性を感じなかったんですよね。
猫がテーブルに上がってもおおらかな心で
我が家では、上記のような対策(というほどでもないですが…)で、飼い主の食事時にはほとんど上がることはなくなりました。我が家のテーブルが小さくて、配膳したら乗る場所がなくなるという現実もありますが(笑)
もちろん、ときどきは乗りますが、それはそれでかわいいもんですよ。(*‘ω‘ *)
そもそも、私が好きな猫ブロガーさんたちは猫がテーブルに乗ってもしつけしないという方針の人が多いように見受けられます。むしろ、猫と一緒に楽しく暮らしている感が出ていて私は好き。
そうはいっても、食事をする場所に猫が上がるのを好ましく思わない人もいるでしょうから、来客時には上がらせないようにし、食事の前にテーブルを拭くことも徹底しています。
猫にとって危険なものさえ置かなければ、個人的にはあまり神経質にならなくても大丈夫だと思っています(^_^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
キッチンの場合はどうしているのかという記事はこちら。
猫も成長するもんです。我が家の猫が2歳と6カ月になったときに、これまでの成長を振り返った記事はこちら。
2021年、もうすぐ4歳になる猫たちと調理中の様子をご紹介した記事はこちら。