ねこ検定のお勉強という名目のもと、猫の体の名称を覚えるのが楽しい今日この頃。
名前を知ったからといって、どうというわけでもないのに、知れば知るほど楽しくなるのはどうしてでしょう(笑)。
今回は、ねこ検定のテキストや練習問題で初めて知った、
「聞き慣れない猫の体の名称」を紹介します。
「手根球」とか、「ウィスカーパッド」など、
何それーー?的な面白ワードをウチ猫の写真と共に見ていただけたらうれしいです^^
猫の肉球にはそれぞれ名前があった
ご存知の通り、猫さんの指は、前脚に5本、後ろ脚に4本づつあり、合計18本です。
それぞれの指と手のひらに当たる部分に、プニプニの肉球が備わっております。
(まれに、多指の猫もいます)
そして、前脚にのみ、指から離れた場所にもぷにっとしたものが存在しているのです。
前脚編
では、我が家の猫、ななさんの前脚を拝借。
- 1~5→「指球(しきゅう)」
- 6→「掌球(しょうきゅう)」
- 7→「狼爪(ろうそう)」※正しくは肉球ではなく、指の部分の呼び名
- 8→「手根球(しゅこんきゅう)」
猫飼いさんであれば、おそらくみなさんが経験する「爪切り」。7番は人間でいうと親指に当たるそうですが、ここの爪、切りにくいですよねーー(^^;
そして、8番の謎の肉球「手根球」。
この部分は、前脚にだけ存在し、普段は地面に接することのない場所です。
なぜこんなところにプニプニが?
この肉球に関しては、どのような役割があるのかはっきり分かっていないことも多く、
- 進化の過程で残った
- その下にある「豆状骨」を守っている
などという説があります。
うちの猫さんは2匹とも黒い肉球なので、あまりこの手根球が目立たないですが、ピンクの肉球の猫さんはすごく分かりやすいですよねーー^^
後ろ脚編
- 1~4→「̪趾球(しきゅう)」
- 5→「足底球(そくていきゅう)」
1~4は、同じ「しきゅう」でも前脚の「指球」とは漢字が違っていますね。
猫の肉球は、歩くときの衝撃を和らげる、足音を消す、センサー、体温調節などの役割があります。
ちなみに、猫の肉球にある汗腺は「エクリン腺」といって、臭いはほとんどしないのだそうです。
確かに、臭いと思ったことがない!
番外編。ひげ袋とお腹のタプタプにも名前がある
ねこ検定初級テキストに載っている、猫の部位の名称は、どれも聞き慣れないものばかりでした。
「ウィスカーパッド」、「プライモーディアルポーチ」…(@_@。ナニソレ
こんな名前知っている人いるのかーー?
いや、もちろんご存知の人もいるのでしょうが
普段は使わないですよね(笑)
ヒゲ袋=ウィスカーパッド
かまどさん、こっち見てー。
ヒゲ袋の「ω」部分は、「ウィスカーパッド」と呼ぶのだそうです。
良く、「マズル」という言葉も聞きますが、マズルは犬や猫の口周りを総称した呼び名なのですね。
ちなみに、かまどのおひげはいつも切れ切れ。ななにいつもかじられてるからなあ"(-""-)"
お腹のタプタプ=「プライモーディアルポーチ」
写真の丸で囲った、皮がたるんでいるような部分は、「プライモーディアルポーチ」と呼びます。
これは腹部を守るため、餌をたくさんたべるため(?)などといった理由が考えられています。
たるんでいるからといって、脂肪ではないみたいですよーー(笑)。
とはいえ、肥満になると、このポーチも目立ってしまうとのこと。
うーん。ウチの姉妹は若干怪しい。
おわりに
今回は、気になるワード「手根球」「ウィスカーパッド」「プライモーディアルポーチ」について取り上げてみました。
ねこ検定がなかったら、こんな小難しい名前に出会うこともなかったと思います(^-^;
とはいえ、楽しく学ばせてもらってます♪
そんなねこ検定の公式ページはこちら。今年で4回目の開催です。
2月13日が締め切り。
落ちても笑わないでくださいね(と、今から弱腰)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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※猫の前足に「ひげ」があるってご存知でしたか?
猫の大事なセンサーの役割をする、手根触毛について書いた記事はこちら。