11月 25日

2020-11-24 13:55:27 | Weblog
                        三島忌・憂国忌

        11月25日は作家 三島由紀夫の忌日です。三島由紀夫は1925(大正14)年1月14日 東京生まれ。
        1970(昭和45)年の今日、三島由紀夫が楯の会メンバーと自衛隊の市ヶ谷駐屯地に乱入し、
        自衛隊のクーデターを呼びかけて割腹自殺した事件はまだゝゞ生々しく記憶に残っています。享年45歳。
        はや50年が過ぎました
        角川大俳句歳時記には三島忌・由紀夫忌・憂国忌と載っていますが、「貴族趣味の傾向があった三島は、
        俗の文芸である俳句にはほとんど関心を示していない」と触れていました。
        その俳句の季語になるとは思ってもみなかったでしょう



     市ヶ谷に正午のラッパ憂国忌        鈴木みすず


     いてふ散る御幸通りや憂国忌        武藤光晴


     小刀で鉛筆削る憂国忌           菊池佳子


     憂国忌冬の金魚のみじろがず        ころころ




          

            事件のあった陸上自衛隊 市谷駐屯地


     憂国忌初こがらしを浴びせけり       百合山羽公


     三島忌や書棚の奥の古日記         長田一臣


     少年の耳輪の揺れや憂国忌         黒川江美子


     三島忌や空のプールに日の差して      片山由美子


     かけちがふボタンどこまで憂国忌      増田 史


     定型詩ばかりのノート憂国忌        皆吉 司


     爆ぜさうな石榴の一つ憂国忌        近藤明美



           
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