共時性。
シンクロニシティは、常に起きている。
問題は、私たちの目が開いているかどうかだ。
私たちは、過去に起きたネガティヴな感情に日々押し潰されている。
他人の評価ばかり気になったり、自分の境遇を悔やんだり。
内容は様々だが、ネガティヴが思考のほとんどを占めている。
想像してみてほしい。
私たちは自分が理想とする未来へ歩こうとしている。
目の前には青々と茂った木々や
赤や黄色で彩られた花々が咲き誇っているが
肝心のあなたが後ろ向きで歩いてしまっている。
昨日は誰かに嫌味を言われた。
妻の小言が絶えない。
夫は私を苛立たせてばかりいる。
仕事の内容に対する不満。
上司への不満。
部下に対する苛立ち。
過去の出来事が思考として通り過ぎてゆく。
それに本人が気づこうが気づくまいが、問題ではない。
思考は記憶を司る。
それ故にネガティヴな感情を引きづりやすいのだ。私があえてそれを証明する必要はない。
意識の明晰さが年々衰えているのは、老化が原因ではない。
不必要な記憶を蓄積しているからだ。
ーシンクロニシティに耳を傾けなさいー
あなたが道を求め続ける限り
目の前は奇跡で溢れている。
ふと目にする文字にはあなたの人生の方向を示す言葉が描かれている。
それは久々に再会した友人かもしれない。
急に届いた手紙かもしれない。
映画の中で心に残った台詞かもしれない。
ディナーで訪れた店のBGMかもしれない。
通行人のお喋りかもしれない。
呼び名はなんでもいい。
神でも、真理でも、宇宙でも。
何でもいいが、いつでも共時性は起きているのだ。
後ろ向きに歩いているよりも
目の前に広がる人生の美しさに目を向けて
偶然気になったキーワードと恋に落ちるほどの敏感さがあなたには求められている。
昨日の出来事など何の意味も持たない。
私たちは毎朝生まれ変わっているのだから。
シンクロニシティに耳を傾けなさい。
この人生はいつでも
あなたが求める道に繋がっている。
