未知の土地へ行くということで、あらゆる想定外に備え、早め早めに動いたのは正解だった。まず「遠い」。あずさの車両が一新されて乗り心地は快適であったが、松本から先の大糸線が、下校時刻と重なり首都圏並みの混みよう。大町の少し手前まで座れなかった。大町から先は2両編成のワンマン運転。神城駅の周りにはタクシーもいない(呼べるようにはなっているが、すぐ来るかどうか。)。予約したホテルまでは500mくらいか。特急で早めの夕食とし、荷物をなるべく減らしたのも正解だった。時折すれ違うのはオーストラリア人のカップルばかり。お店も彼らの好きそうなバーが多い。ホテルのオーナーによれば、タクシーが混む可能性もあるので、明日の車両を早速予約。ホテルの近所のバーのお兄ちゃんは関西出身の30歳。白馬村の外国化は確実に進んでいるが、北海道ほどではないという。ホテルへ戻るおり、すれ違った車のドライバー(ご主人は白人、奥さんはアジア系か)から「アクバステーションにはどういったらいい?」と聞かれた。おそらくフランス人だろうか。白馬駅に行くなら、線路と平行に国道が走っているので、そこまで戻れと指示。今日は日本語をしゃべらないつもりだったが、目下半分半分ってとこだ。
Not Japan already! But like as a foreign country now!
ついに「聖地」スノーハープ(1998年五輪会場)デビュー。毎年行ってる会津裏磐梯のような平坦なコースと違い、高低差100mのとんでもないコースだった。正直アルペンの中級者コース並み。5km約1時間(歩いてるんかいな)。平地の3倍かかってしまった。荻原さんはマジですごい人だったわけだ。
Olympic field in 1998.
聖地にやってきた。暑い。コースめちゃめちゃキツイ。
A police cosplay of Mr. Akito Watanabe, the King of Ski.
アルペンの平日の客層はオーストラリア人オンリーと聞いたが、スノーハープの週末は、ロシア、香港など、外国人も少なくなかった。北京のアメリカ大使館員がいたので中国語で話しかけてみたら、かなり流暢に話される方(白人)であった。ナショナルチームのメンバーも来ていて、コーチの訓示も聞こえてきたが、とてもためになる内容であった。
こっちも全速だったが、30mの間に4人にごぼう抜きされた。基礎スピードが別次元。白馬高校のスプリント練習だった。
初日は高低差100mの恐ろしい5kmコースに1時間かかったが、翌日は比較的フラットな5kmコースを22分で行けた。
昨年まで霧ケ峰でお世話になったスクールのK先生は、実はここで練習しておられるらしい。シニアの部でいつもK先生の後塵を拝して全日本2位(十分すごい)という先生がプライベートにフリーのレッスンをしてくださり、注意点はK先生のアドバイスとほぼ同じであったが、教え方が違うのか、あの時のアドバイスは実はこういう意味だったのか、という感じでしっかり理解でき、2日間で技術的に大きな進歩があった。なによりも、ブレーキになっている動作がほぼ取り払われ、一蹴り一蹴りが伸び、滑走も安定するようになった。
タクシーの運転手やホテルの従業員など、東京出身(の移住者)という方が意外にも多い。小生が最後に白馬でスキー(もちろんアルペン)をしたのは平成元年なので、30年ぶりに冬にこの地へやってきたというわけだ。
管理人さんにオーストラリア英語の通訳してあげたらこれをゲット。
夜はホテル街のレストランに行ってみた。店内は完全にオーストラリア租界。小生は香港人に化けてみた。
It is a perfect Australia, not Japan.
完全にオーストラリア租界。