頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

日本のいま

2019-10-18 02:39:32 | 日記

・高度成長期からバブル期まで、営業はある意味花形だった。しかし、ものつくりや技術、オリジナリティとは最も遠い世界であり、大学で専門分野を修めた身としては、最も忌み嫌うべき人生の選択であったと思う。ヨーロッパのキリスト教的倫理観に基づく労働の視点からも、「お客様は神様」「忖度」「モーレツ」といったスタイルの営業労働は決して理解されない。その意味では、スキル(手に職)のある人にはいい流れになってきている。根性、頑張りだけの(悪い意味で)体育会系にはつらい時代になるはずだ。

・1980年代日本の中央官庁キャリア事務官(東京大学法学部出身)の会話
「次のXX局長のYY君は技官(工学部出身)か。じゃあ数字には強いんだろ。」(出典は忘れました)
ってお前らどんだけ数字に弱いんだよ。
これじゃ日本政府つぶれるわ。技官がちゃんと出世している中国にも馬鹿にされるわな。

・上位1億人同士の比較なら生活水準も拮抗、上位1000万人同士だと土地バブルの分日本が不利。いわゆる子女留学海外爆買層。それも95%以上の、そうでない人々の犠牲で成り立っている。日本にはそれがない。普通の日本人に見えている中国人、中国はどちらなのか。

 

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