ブルーとゴールドの組み合わせが豪華で高貴な感じがしますモカ。
このモカは30数年前にドイツでアンティークとして購入したもので、
KPM(ベルリン王立磁器製陶所)のものです。
KPMは日本ではあまり知られていませんが、
ドイツではマイセンと並ぶ名窯で、知識階級にはKPMの方が人気がありました。
ゴールドの絵柄はブドウのようです。
裏印には、KPMのマークと通常は見ない黒の紋章があります。
当時聞いた話によりますと、
王族が亡くなった年にはこの黒の紋章がつけられるとの事でした。
現在では絵付けから撤退したといわれるKPM。
古き時代を感じさせるモカでした。