マイクにも偽物ってあるの？使えるなら偽物でもいいのかな？
ノンノンノン！偽物は買っちゃだめです！偽物のマイクはどんなところが正規品と違うか、偽物はどこで販売されているかなどを紹介します。
こちらの記事でマイマイクを持つことの重要性を書いています。ぜひボーカリストは読んでもらいたいです。
そしていざマイマイクを買おうと思った時、偽物のコピー品を掴まないように今回の記事で解説していきます。
コピー品は確実に存在します
まず、本当にあるの？ってことですが、これは間違いなく存在します。
私は持ってはいないですが、バンドマンが持込マイクとして偽物を持ってきたときに初めて確認しました。
その時のマイクはSHURE社のBETA58というマイクで、本物にはない、あるポイントで異変に気づき、その持ち主に色々と話を聞いていきコピー品だと確信しました。
もしかしたらコピー品もあらゆる国から出ていてルートなんかも様々で本物との違う点も多数あるかもしれませんが、私のわかる限りの相違点や買う際の注意点を説明します。
正規代理店以外は怪しいと思え
楽器やバンドをする上で使うようなPA機器はサウンドハウスやAmazonや楽天でメジャーな商品はだいたい買えるでしょう。
この大手ネットショッピングであればまぁ偽物を掴まされる可能性は少ないでしょう。
しかし、注意しなければいけないところはありそうです。
楽天でも大手楽器屋や音響会社が販売し［国内正規品］を謳っているところは問題ないですが、それ以外は大丈夫だとは言い切れないかもしれません。
しかし、中小の会社というだけで危ないとは断言できないので、そこで買おうと思うならその販売会社を調べたり問い合わせをして安心して購入するのがいいでしょう。
Amazonも同様です。公式で販売しているもの、大手販売店の［国内正規品］と謳っているものは信頼できますが、マーケットプレイスや個人出品の物は確認が必要かもしれません。
そして、怪しいと思った方がいいのは、ヤフオク、メルカリなどオークションサイトや、個人輸入品や先程のAmazonでもマーケットプレイスの個人出品の商品です。
ヤフオクなんて例えば「SM58」と検索すれば中古も新品も1円からゴロゴロ出てきます。
そもそもマイマイクを購入するならどんなヘタり方してるかわからない中古品は買わないほうがいいです。歌が下手になります。
新品といえどもオークションサイトでは買うのは控えた方が良いでしょう。
いくら格安でも正規品だという保証がないまま手元にくるまで判断できず、返品もできないのはリスクが大きいです。
あまりに安いのも怪しいと思え
たいていバンドマンなどで偽物を買っちゃうパターンとしては安かったからという理由が多いのではないでしょうか。
アウトレットと表記され安くなっているパターンは要注意です。
楽天やAmazonでもズラッと同じマイクが並ぶなかに安いのがあってもいったん販売店を確認することをおすすめします。
家電やファッションアイテムのように大きく値引きされることはないと思っていた方がいいです。
楽器屋の店頭やサウンドハウスなどではセールもありますので、安く買いたければ安心できるお店での値引きを狙いましょう。
正規品とコピー品の違い
SHUREやSENNHEISERなど各メーカーや各マイクの型番によって正規品とコピー品での違いは無数にあると思います。
各マイクごとにパッケージやマイク本体の違いを実際に手に入れて解説して下さっている先人達がいますので、自分のが不安だと思う人やこれからこのマイクを買うと型番が決まっている人はそれについて詳しく調べるのもいいと思います。
しかし偽物かどうか判断するよりも、やはり購入する時点で偽物を絶対に買わないというのが一番大事です。
最初に書いた私がその偽物マイクと対峙したときに異変を感じたエピソードを説明します。
そのマイクはバンドマンの持込のBETA58で私がマイクを預かってマイクスタンドにつけてケーブルを繋ぎモニターから音を出してチェックをしました。
すると、マイクスタンドの調整をするのにスタンドを触っただけでマイクにタッチノイズが多く入ってきたのです。
通常でも少なからずスタンドの振動やタッチノイズは入りますが明らかに違うものでした。
最初は乱暴に扱ったことによるマイク内部の緩みや断線などかと思ったのですが、買ったばかりとのこと。
怪しいと思い、どこで買ったか聞くとヤフオクで新品なのに半額くらいだったと聞き確信しました。
ノイズ以外の音の方も、入力された声に芯がなく正規のマイクには出ない周波数のピークがある音でした。
PAならすぐに違和感に気がつくかもしれませんが、普通は気がつかないと思います。
ライブハウスで爆音なら尚更です。ですが、確実にライブの音はそのマイクのせいで悪くなります。
ボーカルマイクなんてそんな高いものじゃないです。1万円ちょっとから買えますし、高級ワイヤレスとかじゃなければどんなに高くてもバイト代で買えます。
ギタリストからしたらエフェクター1個分くらいなんだからそんくらいちゃんとしたの買えよってなもんです。
ボーカルが使う大事なマイクならちゃんと正規品を買いましょう。
この記事を参考にしていただき、相棒にできるマイクと良い音楽をしてほしいと思います。
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