20190621
6月6日付の当ブログ「キュウリ定植」記事から2週間が経過しているこの日ですが、うまく活着してどんどんツルを伸ばし始めているものもあれば、うまく生長できていないキュウリもあります。彼らの責任ではなく、キュウリはキュウリでそれぞれ与えられた場所(植え付けられた場所)で全力で根を張り、水分を吸い上げ生きていこうとしているのですが、うまくいかない苗も出てきます。
例えば下の画像、勝手に7番キュウリと名付けたキュウリです。
茎はしっかりしているのに、葉は萎れ水分養分が行き届いていない様子が見られます。病気かなと思ったのですが、回復の見込みもないかと掘り出してみると、
ネキリムシの仕業でした。地上からは確認できませんでしたが、それこそ土際で噛み切られていました。移植ゴテをバックに撮影しましたが上の茎と下の間は筋1本。これでは葉は萎れてしまいます。7番は捕植が必要です。
もう一つは2番キュウリ。こちらもネキリムシと思われますがこちらはかじった跡(画像左下の傷跡)が判ります。しかし葉には水分も上がっているようで周りのキュウリに比べると生長は確かに悪いのですがまだ生きているのは明らかです。必死に生きようとしています。
傷口を拡大撮影すると
ツルの生長点(ツルの先)は他のキュウリと比べても遜色ありません。
たまたま植付けられた場所に虫がいたという状況を受け入れて、与えられた状況の中で必死に生きようとしている様子です。感動モノです。
2番・7番にこの苗を捕植します。余った苗なのであまりいい苗とは云えませんが。
7番は以前の枯れたキュウリは撤去しましたから「植え替え」です。株元に厚めの敷き草を施しています。またネキリムシが出てくるかどうか。
下は2番。かじられたものの地這い状態の前の苗の隣にもう一株植付けました。
捕植も終えて見ると・・・、
上は1番・2番・3番のキュウリです。2番は上で取り上げた、かじられてもしぶとく生き続けているキュウリ。1番と3番ですが色の違いにお気付きでしょうか?1番のほうが3番よりだいぶ緑色が濃い状況です。同じようの育てられた苗で畑も同じような場所であるにもかかわらず色が違う、土の中の窒素分の違いでしょうが色が濃かったり薄かったり。まるで別品種のように色の濃さが違う、畑の個性なのでしょう。
以上定植後2週間経ってのキュウリの様子でした。