植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

シャインマスカット まもなく収穫 出来は・・・・ウーン

2019年08月30日 | 植物
昨日に続いて、今日も不安定な天気。夜明けには晴れ間が見えてましたが、散歩の出鼻をくじく雨が強くなってきました。
恵みの雨、とか慈雨とか言ってありがたがるかと思うと、恨めしい雨が続いてます等と、人間は勝手なものでありますな。

いつの間にやら シャインマスカットの収穫時期だというではありませんか。栽培法の紹介サイトには、早生種で概ね8月上旬から9月中旬とあります。ですが育て方によって6月から11月まで、収穫時期に幅がありはっきりしません。地域別天候別に収穫時期が示されないし、ハウスか露地かでも当然違います。

ですから、味を確かめ粒の状態で収穫時期を見定めるしかありません。ワタシのシャインちゃんは、なまくら農法で、冬の剪定もアバウト、開花時期からジベレリン処理まで、だいぶ長期間の差異が生じております。ベストのタイミングや処理法が不確かなため、多くの房を残し、いろいろなタイミングでジベレリン処理等を行い「偶然」当たれば大粒で美味しい葡萄になるのではないかと思っています。
これを「低確率栽培」と名付けました。別名下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる農法、です。

そのせいか、既に緑から薄い黄色を帯びて甘く食べごろになっているものから、小粒で固いままの房までまちまちであります。今の時点でどうやら確かなことは、昨年同様欲張りすぎて房を残しすぎたせいで、大粒にはなりそうもない、ということです。20数個ある袋掛けの房を触ると、袋が膨らんでずっしり重いものも数個ありますが、それを除くと粒数も大きさも期待外れのものが多いようです。

本来ブドウを、大粒でつやつやの粒にするためには、冬の肥料、開花時期のジベレリン処理とホルモン剤処理、病害虫の排除による健康な葉の確保に、適度な温度と日照が大事です。果実の成長期に梅雨の長雨で日照不足・気温低下という悪条件があり、屋根のない当ぶどう棚は黒糖病にもかなりやられました。これに加え、一つのツルに1房位に減らし、一房当たりの粒も20個内外に調節して、栄養を集中させる必要があるのですが、「低確率栽培」ゆえ一杯袋掛けして残しましたから仕方ありませんね。

これが6月11日(袋掛け前)


更に、果粒の肥大期にも小ヅルが伸び、若葉が付くのですが、これは栄養を持って行かれるので、剪定する必要があるようです。ワタシのブドウのように、コガネムシに食われ、黒糖病で葉が落ちることを考慮すると新梢を大事にせざるを得ないのです。



そんなこんなで、かなり精力を注いだブドウ栽培も間もなく微妙な結果にて終了いたします。9月上旬から順次熟してそうなものを収穫いたしましょう。

これは、果粒肥育および甘さのチェック用にしている房(こんなものが10以上あります)早い話、つまみ食い用ですね




いいでしょうよ  どうせ売り物にするわけもなし・・・と、ややふて腐れております





コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界の植物と、人類の為にワ... | トップ | メダカの学校は、屋根の上 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

植物」カテゴリの最新記事