植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

最高のスタートと言っていい

2020年07月07日 | スポーツ
これで、セリーグは各球団5チームと一あたりしました。各球団ともに、選手の調子がバラつき、調子が上がらない中で、わが軍(読売巨人)は、10勝4敗1分と上々の滑り出しです。戦前の予想では、優勝争いは混沌としている、抜きんでたチームが無いという説が多く、わが軍が飛び出すというのは、望外の幸せ、相当意外なのです。
 
 昨秋から考えてみても、歴史に残るようなドラフトの失敗がありました。くじを外しまくった結果、ビッグ3はおろか、ドラ1候補と言われるような有望な選手は一人も指名できず、私の知らないような投手二人がドラ1、2位になりました。二人ともに故障で出遅れ、とても今シーズンには使えないと思います。あてにしていたFAも、みんなからそっぽを向かれて不発でした。外国人の補強は数だけは沢山でしたが、春のキャンプ、オープン戦ではとても期待できないような成績でありました。何人かの期待選手は故障を抱え、更に待たされた挙句の坂本・大城のコロナ感染。

 しかし、ふたを開けてみれば堂々のトップスタートであります。巨大戦力とか選手層が厚いとか言われますが、ここ10年ほどのドラフトの不出来(最大の敗因はくじ運の弱さと即戦力優先)のために、有力な投手がおらず、伸びしろのある若手がなかなか育ちませんでした。特に投手、ドラ1投手では菅野くらいのもので、次がノーコン澤村(笑)という有様。巨人の場合はレギュラーだけは層が厚いので、若手控えの出番が少ないせいもあります。トレードで他球団で活路を見出した選手も大勢います。勿論その逆もアリですが。

 選手の顔ぶれでは期待できないのに勝てるというのは、やはり原監督の手腕によるところが大きいと思います。昨年巨人が優勝した最大の補強は「原さん」であると思います。由伸前監督が3年間結果が出せずにもがいていたのに見事に優勝させました。 過去堀内監督時代に惨敗が続いて優勝から遠ざかっていた時も、同じく一年目でリーグ優勝に導きました。 

 とはいうものの、ここでかなり深刻な事態になってきました。開幕前から故障がちだった投手陣高橋、メルセデス、昨年のドラ1,2位の若手みならず、期待の山下もケガをしました。更に開幕した途端、小林・亀井が死球で離脱、ここに来て先発の一角、田口が足を痛め、抑えの守護神デラロサまでも肉離れで離脱であります。ただでさえボロボロの中継ぎ陣なのに、もはや緊急事態と言っていいほどなのです。

 原監督は、巨人の監督として歴代2位タイの1034勝を決めました。長嶋さんと勝ち数で並び、川上さんの1066勝にも、手が届きます。もう、球界でも最高峰に近い名将と呼ぶにふさわしい監督なのです。

 私設監督のワタシだったら、湯浅とモタ、投手は大竹、大江、ディプランあたりを1軍に上げたいですね。どうせブルペン陣は投壊なのでダメ元です。落とすのは澤村、宮國、鍬原などの投手です。

 若手の投手は1軍に定着する絶好のチャンスです。また、数人の外国人投手もここで頑張れば、巨人のベンチに入れるのです。原監督は、こうしたブレイク前の選手を見極め、特徴能力を引き出すのに長けております。早くも訪れた難局を乗り切って、首位の座を守って欲しいものです。

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