そろそろ利回りの高い中古のアパートを組み込んでいきたいと考えているのですが、いかんせん、僕が取引のある金融機関は中古に対して融資が出づらい。
一般的な、耐用年数 - 築年数しか融資期間が無いので、RCか(高くて買えない・・・)よっぽど自己資金入れない限り、そんな期間じゃキャッシュフローなんて出ないので、耐用年数超えでも積極的に融資をしてくれるという噂のある、自宅近くの某信用金庫を開拓したいと考えて口座を開設しました。
信用金庫の特色として、銀行と違い非営利法人で、営利追求を目的としておらず、「地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とする」とのことです。
なので、信用金庫で融資を受けるためには、次のいずれかの条件を満たしている必要があります。
1.不動産投資家が営業地域に居住している
2.収益不動産が営業地域に立地している
1,2を満たしているとより融資を受けやすくなります。
僕は1を満たしているので、近所の物件なら、きっと融資を受けやすいはず!と考え、まずは個人名義で口座を開設することにしました。
そして定期預金を契約し、半年くらい経ってから法人口座を作り、融資相談をしようというのが作戦です。
行く前に信用金庫のことをネットで調べていると、支店が小さい信用金庫は、支店長が奥のほうで聞き耳を立てており、窓口での会話で大口の顧客になりそうな話が聞こえてくると、挨拶に来てくれるという都市伝説のような話があり、それを真に受けて実行してみることにしました。
早速来店してみると、お客が誰もいない・・・!これはチャンスだ。
窓口のお姉さん「本日はどのようなご用件でしょうか?」
僕「新規口座の開設と定期預金の契約をお願いします。2億円規模で不動産賃貸業をやっていまして、ゆくゆくは物件購入の融資のご相談もしたいと考えています。フッ」
お姉さんを通り越して奥の支店長に聞こえるように言ってみました。
すると、本当に奥から支店長が登場し、名刺の交換と軽く事業の話をさせてもらいました。
おおー!本当だった!
この都市伝説を信じるか信じないかはあなた次第です。って信じてよかった。
それから3か月、機は熟しました。
法人の初決算を終え、個人の確定申告書も完成したので、決算の説明と同時に法人口座を作って、融資の相談をしてみようと思い再び信用金庫へ。
しかも先日別の金融機関で受けた融資の一部300万円を一気に預けたらインパクトあるだろうと思い、現金で300万円を持っていきました。
到着、相変わらず客がおらず、ヒマそうだ。
支店長・窓口のお姉さん「転勤リーマンさんお久しぶりです!」
おお、覚えてもらっている。これは嬉しい。
僕がそんなに好印象でそんなにインパクトがあったのか?、それともこの3ヶ月間新規の客が来なかったのか?
僕「法人の口座を作りたいのですが、預金はこれをお願いします」と窓口のお姉さんへ。
ドンッ!現ナマ300万円をテーブルに置きました。
き、気持ちいい。ビンボーリーマンだった僕にとって、こんな事人生で初めてです。
窓口のお姉さん「法人口座は個人と違って審査がありますので、開設にはお時間を頂いているのですが・・・」
は、恥ずかしいーーー!
そうだった久しぶりに開設したから忘れてた!1週間くらいかかるんだった・・・
僕「では個人の口座のほうへ入金お願いします・・・」
奥から支店長「会社案内などの資料はありますか?」
おお、支店長がわざわざ聞いてきたから、インパクトだけはあったようだ。
ならば恥ずかしかったが目的は達成だ。
資料を提出すると、支店長が驚く。
なんせ、ほかの銀行に融資を受けた時の資料を丸々渡したので、会社案内レベルをはるかに超えているはず。
ちなみに資料内容
・物件一覧(住所、路線価、借入明細、利回り、購入価格)
・物件レントロール
・職務経歴書
・事業沿革
・事業方針
・過去決算内容と今期の行動予定、来期以降の計画
サラリーマン時代に営業報告書を毎月作っていたことが役に立ったゼ!
支店長「たくさんありがとうございます。1週間程度で審査の結果が出ると思いますので、またご連絡いたします。」
うひょー!悪くない感触だ。
そして翌日、支店長から早速口座開設の審査が通ったと連絡あり。
早い!これはもらった。融資も堅いぞ!
胸を弾ませ、再度手続きのために信用金庫へ。
僕「どのような物件が融資出やすいのでしょうか?」
支店長「法人の決算が赤字なので、来期以降また相談しに来てください」
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