秋田県横手市のまんが美術館に行ってきた




漫画美術館といえば京都にあるのが有名ですが、それよりも古い美術館が秋田県にあるのはご存知でしょうか。夏に車で行って来たので、周辺の観光事情と合わせてご紹介します。
横手市増田まんが美術館

常設展は無料でいろんな作家が見られる

この美術館には常設展と企画展があります。常設展は「釣りキチ三平」で有名な矢口高雄さんと、「銀牙伝説シリーズ」で有名な高橋よしひろさんの原稿が「ヒキダシステム」という名称で展示されてます。と言っても1話分だけで、ものすごくたくさん飾ってるわけではありません。

あとは世界的にも有名な漫画家の原画またはカラーイラストを一人当たり数点展示してます。これも無料です。有名どころだと「北斗の拳」の原哲夫さん、「ゴルゴ13」のさいとう・たかをさん、「ルパン三世」のモンキー・パンチさんとかです。詳しくは下のリンクよりご確認ください。
収蔵作家一覧 | 横手市増田まんが美術館

多くの漫画家の生原稿を一気に見られるという点では、漫画好きの人にはかなりおすすめです。しかも無料ですし。

企画展は有料

上の展示とは別に、いろんな作家さんの個展が開催されてます。これは有料です。最近だと鋼の錬金術師の荒川弘さん、オノナツメさんなんかがやってるみたいです。こっちは東京とか大阪とかでもやってる展示の巡回展なので、物によりますがボリュームは結構あるはずです。

東北観光のついでにおすすめ

私は矢口高雄さんと高橋よしひろさんの原稿目当てで行ったんですが、「ヒキダシステム」というやつが思ったより少なくてびっくりしました。棚がたくさんあるのかと思ったんですが2つだけなんですよね…基本サイトの写真に写ってる物しか施設にありません。

なので、わざわざここの博物館を目当てに行くのは近所の人以外コスパが悪いかなと思います。できれば目当ての企画展をメインに常設展を見るとか、秋田県や岩手県の観光のついでに寄るのがおすすめです。


行き方のリンク

できれば車で行くのがおすすめですが、バスも横手駅から出てるみたいです。

周辺の観光地は古い町並みが

まんが美術館のすぐ近く、徒歩5〜10分くらいのところに増田町という古い町並みが残る観光地があります。

見所は内蔵と呼ばれる、日本でも特殊な建築です。普通蔵って外に建てますが、秋田は豪雪地帯なのもあって家の中に蔵があるんですよね。しかも蔵の中に畳を敷き、そこで生活したり結婚式をあげたりと使い方もちょっと変わってます。漆塗りの綺麗な飴色の柱と、漆喰の壁の白のコントラストが綺麗なんです。

古い建築が密集して残っていることもあり、コンパクトに観光できるのがメリット。建築好きにはかなりおすすめの場所になります。まんが美術館と合わせてぜひこちらも行って見てください。