こんにちは、カタツムリ系です🐌
この「場」というコンセプト。
- 磁場
- 電場
- 重力場
- 量子場
などなど、普段は姿を明確には見せないくせに、突然現れる「場」。表面的には、エネルギー保存の法則を無視するかのように、突然、エネルギーか発生させます。ハリーポッター に出てくるホグワーツ城のような存在。
とはいえ、そんなルール違反の存在でない理由は聞いたことがあります。エネルギー保存の法則との関係で言えば
- 電磁気などは。もともと存在するエネルギー↓
- それは、特定の場合=「場」が現れた時だけ発揮される↓
- だから、エネルギーが増減したわけではない↓
- だからエネルギー保存の法則には反してない
と、いう説明を目にしたことがあります。
また、個々の「場」について個別に説明してくれる本はありましたが、なんと、本書↓は、「場」を包括的に解説してくれるらしい。読むしかありません💦
「場」とはなんだろう―なにもないのに波が伝わる不思議 (ブルーバックス)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11/20
- メディア: 新書
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【目次】
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「場」というのは、アイデア
とにかく、何かが伝わるというのなら
- 「伝える手段もしくは仲立ちとなるモノ」と
- 「伝わるモノ・コト」
が必要なようです。
P-13
地震には地殻があるし、海の波には水などの分子があるし、音波には空気の分子がある。
しかし、電磁波をつたえると思われていた媒質、すなわちエーテルというものが存在しないことが分かったとか。伝える「手段」や「仲立ち」がないという、危機的な?状況をなんとかしたのが
P-13
それが「場」というアイディアの真骨頂なのです。
また、ですか💦如何にも立派なものを発明・発見したかのような物言いですが、これも、説明できないことは宇宙人のせいにする、ムー的解釈にしか思えません💦物理はこういうのの、連続ですね💦
センターポジションは「モノ」→「コト」へ
しかし、今回、対象になっているのは、他ならぬ「電磁波」。光も含みますし、物理業界での存在感の大きさも、重力に並んで最右翼。いい加減な?対症療法的なアプローチでは、いろいろ不都合がでそうです。ここで、かなり重要な視点の転換か行われたようですね。
P-50
電荷という「モノ」ではなく、場という「コト」が物理学の基礎
物質というプレイヤーは、その重要性から、原子などの小さい単位に分解され、究極まで、その姿を探求されてきました。メインプレイヤーゆえでしょう。しかし、今では、個々のプレイヤーが主役ではなく、プレイヤーが活動している舞台(=場)が、主役になったのですね。
そう言えば、宇宙自体も、空っぽで、星や光や重力というメインプレイヤーが活動をする舞台でしかなかったもの。しかし、重力波発見以来、メリハリをもつ存在であると認識され、宇宙という舞台自体が、中央に躍り出てきたのと似ていますね。
「場」を構成する「軸」は無限にある?!
P-81
量子力学にはいろいろな定式化があるが、もっとも一般的なものは、波動関数を使う方法だ。この波動関数は、マクスウェルの方程式に出てくる電場や磁場なように実際に3次元空間を伝わる波ではない。ちょっとびっくりしてしまうが、量子力学に登場する波動関数Ψ(プサイ)は、実は、無限次元の空間に存在する
理論物理学者や数学者は、思考の自由度を確保するためか「無限次元のヒルベルト空間」というものを考えるとか。要は、x軸・y軸・z軸以外に無数にたくさんの軸がある空間のこと。 従って
P-85
量子力学的世界の近似としてニュートン力学の世界があらわれて、われわれはそれを見て、「俺たちは3次元空間に三住んでいる」などというのだ。無次元の抽象的なヒルベルト空間の軸である波動関数Ψ(プサイ)のほうが現実なのであって、目の前の世界のほうが仮想
筆者も適当なことは言っていないにせよ、エスカレート気味なことは自戒💦しかし。。。
P-228
だんだんと話がSFっぽくなってきた。最近の数理物理学は、いい意味で、SF化しつつある(中略)フィクションとノンフィクションの境目がぼやけている、ということなのかもしれない。
いいじゃないですか。ついに、世の中が、ムーに追いついてきたと言えましょう💦
また、次回。
#場とはなんだろう
#波動関数
#ヒルベルト空間
#ムー