外資系企業へ転職した日の記録

以前、こちらに外資系企業への転職を考えている方へのメッセージをしたためました。若い頃ならリスクを理解したうえで転職という決断を下すことができても、年を重ねるとどうしても守りに入ります。特に、管理職として転職するときには、それなりの覚悟が伴うものです。数年前、私自身が外資系企業の管理職として転職した日に書いたメモを読み返しますと、そのときの覚悟がにじみ出ていて、今でも新鮮な気持ちになります。

自分自身への戒めとして、ブログに残しておきます。

今日から新しい仕事です。

この職務をいただくにあたり、社会人になってから積み上げた努力は計り知れませんが、今回の転職活動には、今まで積み上げた努力すら小さく思える、大変な労力を要しました。

外資系管理職ともなると転職のプロセスは長きに亘り、5回前後のインタビューを受けます。最終まで残っても一人しか合格しないため、簡単に職を得られる訳ではありません。決してそうではないのでしょうが、積み上げた努力を否定されていると感じる毎日が続きます。奮い立たせた将来への向上心を奪われてしまいそうなプレッシャー、そして何より家族の生活レベルを落とさなければいけないという逃げ場のない自己嫌悪。あるときは、世の中に自分が必要とされていないと落胆し、あるときは、自分に活躍の場を与えない社会を恨みます。それでも前向きに転職活動を続けることに要するエネルギーは相当なものです。

採用する側は、CVや面接や推薦状によって候補者の実績や実力を見極めようとしますが、最終候補に残った数名は甲乙つけ難いはずで、チームの年齢構成やジェンダー構成、ちょっとした印象、エージェントとの取引関係など、候補者にとってどうしようもないことを決め手にしたりします。候補者にとって、最終候補者から選ばれることは、もはや運と言ってよい。

転職活動のエネルギーが尽きかけた頃、運が巡ってきて転職が決まりました。決まってしまえば希望とやる気に満ち溢れ、転職活動の苦労が嘘のように気が晴れます。しかし、こんな思いで転職することは二度と避けたい。

だから、まさに今日から次のことを考えよう。早い段階で新しい上司と次のポジションに関するコミュニケーションを開始します。同時に、新しい仕事をCVに書き足して、機会を逃さないよう転職市場とのアクセスを密に維持します。ポジションが無くなりそうになってからではなく、在職中に引っ張られる方が遥かに望ましい。そして何より身体的精神的な健康を維持することに重きをおきます。これらを忘れない毎日を過ごしていこうと強く誓いました。

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