バント新常識! バッターボックスの一番前に立つのは間違いだった?

5.0
3.攻撃編
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ヒロ吉
ヒロ吉

皆さんは野球を始めた頃、バントする時にバッターボックスのどの位置に立つことを教わりましたか?

大抵の人はバッターボックスの一番前に立つように教えられたのではないでしょうか?

ヒロ吉
ヒロ吉

私も少年野球時代(今から30年程前ですが)にバッターボックスの一番前でバントするように教わったひとりです。

でもそれは間違っていることに気付きました。

じゃあ

何が正しいの?

ヒロ吉
ヒロ吉

バッターボックスの一番後ろでバントするのが正しいです。

へ~そうなんだ。

では、なぜ一番後ろでバントするのがいいの?

ヒロ吉
ヒロ吉

そうですね。

それでは1つ1つ理由を説明していきましょう。

 

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バッターボックスの一番後ろでバントするのが良い理由

小学生の時に少年野球を始めてから中学~高校、そして草野球をしてからもバントする時には何の疑問もなくバッターボックスの一番前でバントするものだと思い込んでいた訳ですが、ある事がきっかけでそれが誤りではないかと疑問を抱くようになりました。

最初に疑問を抱いたのは、セーフティーバントをした時でした。

セフティーバントはライン際のギリギリを狙う訳ですが、自分の中で最高の感触だった時こそファールになることが多かったのです。

ファールライン際に転がる良いバントはファールとなり、バットの角度が甘くファールラインよりも内側に転がる(失敗だと思う)バントはフェアゾーンに転がってしまう。

仮にセフティーバントが成功したとしても、バント自体は納得できるものではなかった為、なんとなくモヤモヤすることが多かったのです。

ヒロ吉
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絶妙な強さでライン際に転がすバントのスキルが必要でした。

そこで、どうすればもっとセフティーバントの成功率を上げることが出来るのかと改めてバント自体について色々と考えてみたところ、バッターボックスの一番後ろでバントするのが合理的だという結論に至りました。

理由は幾つかありますので、一つずつ解説していきます。

ライン際を狙い易い

ヒロ吉
ヒロ吉

ライン際に転がるバントをする為にバッターボックスの前か後ろかどちらに立つか方が良いかを比較してみましょう。

<前に立つ場合>
・バットの角度をより多く付ける必要がある
・ライン際を狙う場合、ボールがフェアゾーン内からファールゾーンに向かって転がる為、ライン手前で止まるような絶妙な強さで転がす必要がある(強過ぎればファールになる)

ヒロ吉
ヒロ吉

ボールの勢いが強いとファールになってしまう。

これが私がモヤモヤしてた原因でした。

<後ろに立つ場合>
・角度は比較的に浅目でも良い
・ライン際を狙う場合、ボールがファールゾーンからフェアゾーンに向かって転がる為、ファールになり難い(少々強めでも良い結果になり易い)

ヒロ吉
ヒロ吉

ボールの勢いが少しくらい強くてもファールにならない。

キャッチャーゴロのリスクが少なくなる

ヒロ吉
ヒロ吉

バットの下面にボールが当たり自分の足下付近にバウンドしてしまう失敗バントをしてしまうことはありませんか?

 

ヒロ吉
ヒロ吉

そのようなミスを犯した時でも一番前でバントするか一番後ろでバントするかによって大きく結果が変わってきます。

足元付近でバウンドする打球はホームベースより前、或いはベース上のフェアゾーンに転がってしまう為、キャッチャーに直ぐに捕球されて二塁や三塁で封殺され送りバント失敗となる可能性がある。

<後ろに立つ場合>
足元付近で打球がバウンドしたとしても、ホームベースより後ろのファールゾーンに転がる為、キャッチャーに捕球されてもファールとなり、もう一度バントするチャンスが生まれる。

ヒロ吉
ヒロ吉

ミスがそのままバント失敗となる(一番前)のか、もう一度やり直しが出来る(一番後ろ)のか、大きな違いとなるはずです。

なるほど。

特に緊迫した接戦の場合、アウトになるかならないかは大きな違いですね。

ヒロ吉
ヒロ吉

相手守備にバントを阻止されてしまうと、相手チームが勢いづいてしまうことがあり、試合の流れ自体が相手チームに移ってしまうこともあります。

キャッチャーを後ろに下げる事ができる

ヒロ吉
ヒロ吉

特にランナーが一塁の場面はキャッチャーを後ろに下げる事で二塁ベースから少しだけですが距離を遠ざける事ができます。

バッターボックスの一番前から一番後ろまでの長さは182.88cmです。
バッターが一番後ろに立った場合は約1.0~1.5mくらいはキャッチャーが後ろに下がることになります。

1.5mも後ろに下るって、スゴイ差ですね!!

ヒロ吉
ヒロ吉

そうなんです。

1塁ランナーが盗塁した場合の大きな手助けになるんですよ!!

ヒロ吉
ヒロ吉

あと、

相手バッテリーが「盗塁のサポートをしている」と警戒してくれた場合は、ストレート系の球種が多くなる事もあります。

投球を少し長く見る事が出来る

ヒロ吉
ヒロ吉

バッターボックスの一番後ろに立つ方が一番前に立つよりも少しですが長くボールを見る事が出来きます。

長くボールを見ることが出来るということは

ストライクとボールの見極めがし易いですね。

ヒロ吉
ヒロ吉

そうなんです。

それに加えてヒッティングの場合と同じでミート力が上がるので

バントの成功率アップも期待できます。

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まとめ

ヒロ吉
ヒロ吉

バッターボックスの一番後ろに立つだけで、たくさんのメリットが発生し、バントの成功率自体も上げることが出来るはずです。

最後にバッターボックスの一番後ろでバントするメリットを纏めました。

ライン側を狙い易い(ファールになりにくい)
キャッチャーゴロのリスク軽減できる(失敗してもファールになる)
キャッチャーを後ろに下げることが出来る(盗塁時のサポート)
ボールを長く見ることが出来る(成功率アップ)

このブログを最後まで読んで共感頂けた方が少しでも増え、この効果を実感してくれる事を願っています。

以上

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