野球バットのグリップの2種類の握り方とその特徴とは?

5.0
3.攻撃編
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今回はバットの握り方にスポットを当ててみたいと思います。

自分の身体とバットの節点となる手は、車で例えれば地面と接するタイヤのようなもの。

バットを自分の思い通りに操り、力をロスする事なくボールに伝える為に、握り方は非常に重要なものです。

ここでは代表的なバットの握り方を2つご紹介します。

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2種類のバットの握り方

代表的なバットの握り方として、以下の2つがあります。

1.パームグリップ
2.フィンガーグリップ

パームグリップの握り方

その名の通り手のひら全体で握る方法です。

上の写真左側のように手のひらにバットを置き、そのままジャンケンのグーのように手のひら全体で握ります。

バットの握り方を教わっていない人は自然とこの握り方になっていると思います。

フィンガーグリップの握り方

その名の通り主に指で握る方法です。

上の写真右側が分かりやすいと思いますが、小指第2-3関節の間から人差し指第1-2関節の間に掛けて斜めにバットを置き、小指から人差し指に向かって順番に握っていきます。

ゴルフをしている人は、ゴルフクラブの握り方に似ていると思います。

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パームグリップとフィンガーグリップの特徴

以下の表にパームグリップとフィンガーグリップのメリットとデメリットを整理しました。

メリット デメリット
パームグリップ ・ボールの衝撃に対するパワーロスが比較的少ない ・バットコントロールが比較的難しい
フィンガーグリップ ・バットコントロールが比較的容易
・遠心力を利用すればヘッドスピードが速い
・ボールの衝撃に対するパワーロスが比較的多い

パームグリップは手首の可動範囲が制限されること(固定された状態)によってボールがバットに当たった瞬間の衝撃を右手で受け止めることが出来るのに対して、フィンガーブロックは逆に手首の可動範囲が広くバットコントロールがし易いが、ボール衝撃をロスする可能性があります。

その為、一般的にはパワーヒッターはパームグリップを、アベレージヒッターはフィンガーグリップが適していると言われています。

しかし、フィンガーグリップは上手く手首の可動範囲の広さを活かすことが出来れば、遠心力を与えてあげることによってヘッドスピードを上げる事が出来ます。

フィンガーグリップでは決して長打が望めないと言うことはなく、パワーヒッターでも十分な飛距離を確保しながらバットコントロールも持ち合わせることも出来るかもしれません。

また、握り方を変えた際に最初は違和感があると思いますが、そのうちに慣れてきますので、それまでは辛抱です。

尚、パームグリップからフィンガーグリップへ変更する際の補助アイテムがある様ですので、上手く握れない、違和感が無くならないなど感じている方は以下のアイテムのご使用も検討してみるのも良いかと思います。

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まとめ

ここでは代表的な2つのバットの握り方をご紹介しましたが、其々の特徴は一般的に言われていることです。

万人が全て同じ結果とならないので注意が必要です。

私の個人的意見としては、自分がパワーヒッターかアベレージヒッターかということだけで握り方を決めるのではなく、2種類の握り方両方を実際に試してみて、自分に合った(シックリきた)方を選択するのがベストだと思います。

結果が出るのは数ヶ月〜年単位の時間が必要になるかもしれませんが。

当記事を読んで頂いたあなたの打撃が少しでも向上すれば幸いです。

参考までに私がバットの握り方について興味を持った動画をご紹介します。

以上

 

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