練習の成果を試す為に練習試合で意識する3つのこと!

1.準備編
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みなさんのチームでは、練習試合はしているでしょうか?

所属している団体のリーグ戦やトーナメント戦で手一杯だ。或いはそれだけで満足している。といった感じでしょうか。

いざ練習試合を組もうと思っても、相手チーム探し、球場の確保、メンバー集めなど、色々と準備するのも一苦労です。

しかし、ただ試合をするだけではなく、明確な目的・目標を持って練習試合を行えば、面倒な準備と引き換えに非常に有意義なものになるはずです。

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練習試合をする目的

練習試合を行う目的について、大きく分けると以下の2つに分類されると考えています。

・練習の成果を実践で試すこと
・公式戦では出来ないことに挑戦すること

それぞれ、もう少し説明します。

練習の成果を試す

人それぞれ自分の苦手なことがあると思いますが、苦手なことを克服する為に猛練習した経験は誰でもあるのではないでしょうか?

練習を何度も繰り返すことで苦手意識を克服することが出来るのですが、実践で使えてこそ自分のスキルとして身についたと言えます。

そう、練習の成果を試す絶好の機会が練習試合なのです。
公式戦でいきなり練習してきたことを実践するのはリスクを伴うものです。
もし試合を左右する場面で一度も実践経験のないことを実行しなければならない場合、例え練習では成功確率が高かったとしても、自信を持って出来るかどうかは疑問が残ります。自信を確固たるものにする為には実践での成功経験が最も効果的だと考えます。

また、必ずしも練習試合で実践したからといって成功するとは限りません。
むしろ失敗の方が多いのではないかと思います。

そのような場合でも、練習してきたことが公式戦で使えるレベルに達しているのか?
まだまだ練習が足りていないのか?その場合、必要に応じて練習方法を変えた方が良いのか?
などの次のステップに向けた取り組みに繋げることができるようになると思います。

個人目標の具体例

・(打者)全打席フルスイングする
・(打者)全打席逆方向に打つ
・(打者)1打席平均10球以上球数を投げさせる
・(投手)四死球を与えない
・(投手)新しく覚えた球種を全打者に投げる
・(走者)普段よりも半歩多くリード幅を広げる

個人目標を決める場合は抽象的な目標は避け、出来るだけ自分一人で達成することが出来る具体的な目標を立てましょう。

スコアブックを後から見た時に、誰が見ても目標を達成出来たか判断出来るようなことが望ましいです。

公式戦では出来ない事に挑戦

普段は使わない戦略(サインプレー)や新たな守備位置での適正を見極め、新加入選手の実践での実力を見極めるなど、公式戦ではリスクが高くてチャレンジ出来ないことを練習試合で試すことが出来ます。

例えば「盗塁」ですが、チーム内に盗塁が出来る選手はある程度限られていると思います。
しかし、盗塁は如何に投手のモーションを盗み、良いスタートが切れるかが成功の大きな鍵となります。

ヒロ吉
ヒロ吉

勿論、足の速い選手は成功率は高いですけどね。

盗塁を失敗する人の多くはスタートが悪いことが原因です。
盗塁できる能力を持っていてもスタートを切る勇気がない為、結果的に盗塁出来ないということに繋がります。
その悪循環を断ち切る為にチーム目標として「盗塁」することを義務付け、失敗しても良い状況の中でスタートを切ることを強制的に行うことで、盗塁を実行するハードルを下げようということが目的が含まれます。

個人の成果というよりはチーム全体で取り組むものとしてご理解下さい。

チーム目標の具体例

・(攻撃)出塁したら必ず盗塁する ※1試合盗塁数5個以上成功する
・(攻撃)無死、1死で出塁したら必ずバントする ※1試合犠打数5個以上成功する
・(攻撃)無死、1死で出塁したら必ずヒットエンドランを実行する
・(守備)失策0個
・(守備)セカンドへの牽制球を全パターン試す ※複数の牽制パターンがある場合

チーム全体で達成することの出来る目標を設定しましょう。
サインプレーを徹底して実施することも良いと思います。
個人目標を積み重ねた結果、チーム目標が達成出来るような目標となっていれば理想的です。

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練習試合で意識すべき事

練習試合が始まる前までに

練習試合が開始される前までに

チームおよび個人の目標を明確にすること

ことが大切です。(1つ目)

特にチームの目標については、監督やキャプテンなどのチームをまとめる立場の人からチームメンバー全員にしっかりと伝えて下さい。

練習試合の中でチームとしてやるべき事の方向性(何をその試合で試したいのか?)を定め、チームメンバー全員に共有します。

個人目標は、各個人で具体的に何を試したいのか、何に挑戦したいのか、具体的なイメージを持っておく必要があります。(基本的には各個人で試合前日までに考えを纏めておくと良いでしょう)

試合前に時間があれば、チームミーティングで各個人の目標を手短かに話してもらうなどの方法も良いと思います。

最近ではメールやLINEなどのSNSを活用して連絡を取り合っているチームも多いのではないかと思いますので、試合前日までにそういったツールで目標を共有するのもアリかもしれません。

練習試合が始まってから

では、練習試合が始まってからはどのような意識を持つ必要があるでしょうか?

チームおよび個人で決めた目標を徹底的に実践すること

です。(2つ目)
相手チームに作戦がバレても構いません。
なぜなら練習試合に勝つ事が目的ではなく、目標をどれだけ達成できるかが重要だからです。

また、実践して上手く出来たからOK、失敗したからNGというだけでなく、何が良かったから成功したのか?何が出来なかったから失敗したのか?を考えることが大切です。

実践した結果を評価すること

です。(3つ目)

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まとめ

以下に練習試合を有意義なものにする為に意識することを3つにまとめました。

1.試合の目標(テーマ)を明確に持つこと
2.決めた目的を徹底して守ること
3.試合後に実践結果を評価すること
しっかりと明確な目標を定め、徹底的に決めた目標を達成する為に実践し、その結果を評価する。
それが出来れば練習試合が非常に意味あるものとなること間違いなしでしょう。

練習試合をする場合に決してやってはならないのは、「目的を持たず試合に勝とうとすること」です。

練習試合で勝つ事なんて、「負けるよりは勝った方が嬉しい」と思う程度の些細なことであり、何の意味もありません。

ヒロ吉
ヒロ吉

公式戦では勝つ事を優先する事も大切です。

明確な目標を定めて、目標を達成する為に自分がやるべき事を徹底して実践することに意味があります。

ぜひ練習試合を行なって、個人やチーム全体のレベルアップに役立ててみてはいかがでしょうか?

以上

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