子供三人家族の海外&国内旅行!

子連れ海外・国内旅行、特に子供が多い方の参考になればと思います。

2019年クアラルンンプール旅行⑤パークロイヤルサービスドスイーツ施設編その1

初めてのクアラルンプール

 我が家は小さい子供連れの5人家族であるため、毎年どのホテルに泊まるのかは非常に迷います。特に初めて行く国や町では、現地の事情が分からないため、ホテルの周辺の様子は、グーグルマップなどである程度予想して決めることになります。

 今回初めて行くクアラルンプールも、宿泊するホテルは非常に迷いました。我が家の宿泊する条件としては下記の通りです。

①家族全員で一部屋で宿泊できること

②朝食が付いていること

③プールがあること

④ベランダがあること

⑤五つ星であること

 なかなかこの条件を全て満たすホテルはないので、どれかを妥協する必要があります。特に「家族全員で一部屋で宿泊できること」というのは、子供が小さいうちは「添い寝」とかで対応できるのですが、子供が大きくなると大人と同じ条件のホテルも増えるので、なかなか難しくなります。

 そんな訳で、実際に旅行したのは8月ですが、半年以上前の12月頃からホテルを探し始めました。どちらかというと、どこの国に行きたいかではなく、上の条件を満たすホテルがあるのはどこの国かで行き先が決まるので、最初は様々な国で(子供がギリギリ機内で我慢できる東南アジアを中心に)ホテル探しを始めました。

 当初は旅行がしやすいのでシンガポールを考えていましたが、家族全員で宿泊するのはサービスアパートメントしかなく、しかも6泊すると一番安くても合計で20万円ほどでした。バンコクもほぼ同じ値段だったので、当初はシンガポールに行く予定でした。なお、ホテルのランクを落とせばもっと安い宿泊場所はありましたが、海外に行ってまで狭いホテルや綺麗ではないホテルには宿泊したくないので、やはり五つ星のホテルが望ましいのです。

 シンガポールのホテルをひとまずは押さえたのですが、たまたまマレーシアのクアラルンプールのホテルが安いらしいという口コミがあったので調べてみることにしました。すると確かに安く、シンガポールの半額とまではいきませんが、2/3ほどの値段でした。特に世界的に有名なラグジュアリーホテルはかなり安いです。夫婦二人やカップルであれば、かなりリーズナブルな値段で贅沢な非日常の経験ができるでしょう。

 また更に良いことに、サービスアパートメントが非常に多いのがクアラルンプールの特徴です。ここであれば上記の条件を一つでも多く満たす宿泊施設に安く泊まれそうです。

 いろいろと調べていくうちに、今回ご紹介するパークロイヤルサービスドスイーツというサービスアパートメントを見つけました。シンガポールに本社を置くパンパシフィックホテルアンドリゾーツグループは、パンパシフィックホテルやパークロイヤルホテルなど、東南アジアを中心に全世界にホテルを展開しています。

パークロイヤルサービスドスイーツ

 なぜパークロイヤルサービスドスイーツに決めたかというと、上記の条件のうち「ベランダがあること」以外の条件を全て満たしていること、更に下記のベネフィットが決め手でした。

①ブキッビンタン(クアラルンプールで一番の繁華街)に近いこと

②部屋が広くて高層階

③安い、コスパが良い

④メールで事前に日本語で相談できた

 もし夫婦二人であれば、きっとマンダリンオリエンタルやグランドハイアットなどの最高級ホテルに宿泊したと思いますが、これらのホテルでは家族全員で一部屋というのは難しく、5人家族であれば2部屋に分かれることになります。なお、4人家族であれば一部屋で宿泊できる最高級ホテルもあります。また、2部屋で宿泊する場合も20万円もあれば6泊できます。恐らくお隣のシンガポールで最高級ホテルに2部屋で宿泊すればこの倍の値段はするので非常にコスパが良いですね。

 さて今回宿泊したパークロイヤルサービスドスイーツの宿泊条件ですが、8月の後半に6泊して、1泊あたり607.5リンギット=約1万7千円です。1リンギットは28円で計算しています。ルームカテゴリーは2ベッドルームプレミアスイートです。その下の2ベッドルームスイートとの違いは、高層階かどうかです。

 朝食付きですが、添い寝の子供の場合には朝食代は別途必要です。これは1泊あたり20リンギット=約560円、その他に必要な料金は6%の税金と一泊1部屋あたり10リンギットの宿泊税がかかります。今回は行きのクアラルンプール国際空港からホテルまでの送迎もお願いしたので、その料金が250リンギットかかりました。

 この料金を全て合計すると、4315リンギット=約12万円です。びっくりするほど安くなりました。今回は初めての都市だったので、行きだけ送迎サービスを付けましたが、もっと安く空港まで行く方法を今では知っているので、次回行くことがあればもっと安く行けると思います。

 インターネットは無料でWifiが利用でき、エキストラベッドも無料でリクエストできます。料金の明細は下記の通りです。

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  ↓ ホテルの公式ホームページはこちらです ↓

 パークロイヤルサービスドスイーツの日本語対応

 ここで補足説明です。上の説明で「メールで事前に日本語で相談できた」とありますが、これはたまたまです。ホテルについていろいろと事前に聞きたいことがあったので、英語でメールをしたら日本人の方から日本語で返信があり、その後の相談は全て日本語で出来たので楽でした。

 パークロイヤルサービスドスイーツに日本人のスタッフの方がいると思ったのですが、この方はクアラルンプールの系列ホテルのパークロイヤルクアラルンプールに常駐している日本人セールス担当の方でした。

 従ってパークロイヤルクアラルンプールでは日本語が話せるスタッフがいますが、パークロイヤルサービスドスイーツには日本語が通じるスタッフはいません。しかし、こちらの下手な英語も一生懸命親切に聞こうとしてくれるので、困ることはないと思います。

 前のブログで、行きの航空機が遅延したと書きましたが、その際に現地に到着するのが予定通りではなくなる可能性がありました。経由地であるシンガポールで、パークロイヤルサービスドスイーツに国際電話をすることになりそうだったため、事前に日本のパンパシフィックホテルのサービスに電話をして、もし国際電話をすることになったら、パークロイヤルクアラルンプールの日本人スタッフに電話して、それをパークロイヤルサービスドスイーツのスタッフに伝えてもらうようなこともできました。

 パークロイヤルサービスドスイーツに行ってみる! 

 前置きが長くなりましたが、パークロイヤルサービスドスイーツに行ってみましょう!まずは、クアラルンプール国際空港から、事前に予約しておいた送迎サービスを利用してホテルに向かいます。

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 空港の到着ロビーを出たところに私の名前を持ったスタッフがおり、そのスタッフに名乗り出ると、「少しここで待ってろ」みたいなことを言われ、他の乗客が揃うのを待ちます。ホテルまでは貸し切りの車を手配したのですが、なぜか待たされます。

 揃ったところで空港の外に出て、それぞれ「あの車」「あの車」みたいに指示されます。我が家が指定されたのはこの車、トヨタハイエースです。10人乗りの車に5人家族の我が家だけの貸し切りです。大きすぎると思いますよね。

 パークロイヤルサービスドスイーツでは事前にホテル送迎をリクエストすることができます。車種は次の3種類です。(税込み・片道料金です)

トヨタカムリ 3人まで 190.8リンギット

トヨタハイエース 10人まで 265リンギット

トヨタヴェルファイア 5人まで 318リンギット

 我が家は5人家族なので、ハイエースヴェルファイアですが、安い方ということでハイエースにしました。かなりゆったりできましたが、高速道路をかなり飛ばすのでスピードが苦手な方は怖いかもしれません。

 なお、帰りのホテルから空港までは、グラブを利用して180リンギットヴェルファイアで行きました。グラブの利用方法が分かっていれば、事前に送迎は頼まなかったと思いますが、現地でスマホに接続できなかったことを考えると行きだけは予約をしました。

 空港からホテルやその他のグラブの使用方法は、私の下記のブログをご覧ください。

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 空港から約1時間でパークロイヤルサービスドスイーツに到着です。クアラルンプール市内で少し渋滞しましたが、結構早く到着しました。空港ロビーからホテルまで行けるのが送迎サービスやタクシーのメリットですね。ある程度人数がいるなら、電車よりタクシーの方が安くなります。

 例えば、クアラルンプール国際空港からKLセントラル駅までは特急で行くことができ約30分で到着するので早いのですが、大人55リンギット、子供は25リンギットです。更にKLセントラル駅からモノレール等の公共交通機関かタクシーでホテルまで行くことを考えると、最初からタクシーや送迎サービスで行った方が楽だし、料金もそんなに変わらないと思います。またグラブを利用すれば、ぼったくりや犯罪に遭うこともほぼないでしょう。

 ホテルに到着すると、警備員の方がドアを開けてくれ、ポーターさんが荷物を運んでくれます。なお、この入口には常時警備員がいるので、治安面でも安心です。

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 ホテルの前の道路には、24時間営業のミニショップやレストランがあります。入るには結構、勇気がいりますが有名なカレー店もあるようです。でも子連れには衛生面を考えると厳しいので行っていません。

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 ホテルに到着したのは22時過ぎでしたが、特に問題なくチェックインでき、またアップグレードで、3ベッドルームプレミアスイートにしてくれたので、期待が高まります。このサービスアパートメントは30階建てですが、本日は高層階への事前リクエストもしていたので、27階の部屋にアサインです。

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 部屋に入ってみて初めの感想は「広い!」でした。3ベッドルームなので、ベッドルームが3部屋、その他にこのリビングルームやダイニング、キッチンもあり、トイレも洗面所もバスルームもそれぞれ2か所ありました。総面積は96平米とのことです。

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 リビングルームのテレビでは、NHKが映ります。このソファでも背の小さい方であれば普通に寝れると思います。

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 こちらはダイニングスペースです。ここでルームサービスで何か食べても良いかもしれません。ちなみにルームサービスのメニューは下記のページからPDFで見ることができますが、かなり安いです。五つ星ホテルなのに、ピザとかパスタとか千円ぐらいで食べれます。

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 ベッドルームその1です。こちらは一番小さい部屋で、ダブルベッドが1台置いてあります。2ベッドルームプレミアスイートであれば、この部屋はデスク等が置いてある部屋になります。

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 ベッドルームその2です。こちらは一番広い部屋で、クイーンサイズのベッドが1台あります。大人1名と小さい子供であれば2名ぐらい寝れる大きさです。

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 写真で見るよりも、実際にはもっと大きいです。夜なので外は見えませんが、27階なので、かなり景色は良いはずです。

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 枕元には、電話や時計・リモコンがあります。これだけベッドが大きければ、子供が寝がえりをうっても落ちる心配はありません。

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 こちらの部屋には大きめのクローゼットがありました。写真には写っていませんが、このクローゼットの右側にセーフティボックスもあります。

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 人数分の(添い寝はなし)のバスローブとスリッパがあります。バスローブを着たままプールに行く方も多く、特に欧米系の方々はそれが普通のようでした。

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 こちらはクイーンベッドの部屋に付属するシャワールーム兼洗面台です。トイレはシャワートイレ付ではないですが、イスラム圏のトイレは小型シャワーが設置されていて、これがシャワートイレ代わりになります。一度使ってしまえば、全く抵抗がなくなります。

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 この洗面台も含めて部屋は毎日クリーニングしてくれます。タオルも全て変えてくれます。ただし、非常にスタッフがマイペースなので、出かける時にレセプションのスタッフに「出かけている間に掃除をしておいてください」と頼んでおいた方が確実です。それでも帰ってきたら、まだ掃除中だったということが2回ほどありました。

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 こちらにはバスタブがあります。暑い国なので、お湯を張って入ることはないとは思いますが、汚い水が出てくるとか、温かいお湯が出ないということは一度もありませんでした。

 部屋のクーラーが全て動かなくなったということはありましたが、スタッフに言ったらすぐに直してくれました。

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 ベッドルームその3です。こちらの部屋は、先程のクイーンベッドが置いてあった部屋よりも少し小さい部屋ですが、シングルベッドが2台置いてあります。シングルベッドと言っても、大きめなので繋げれば3人ぐらい寝れます。

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 このシングルベッド2台の部屋には、トイレやシャワールームがない代わりに、小さなデスクがあります。電話や時計は先程の部屋と同じものがあります。

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 こちらの部屋にも小さ目のクローゼットがあり、バスローブやスリッパがありました。セーフティボックスは先程のクイーンベッドの部屋のクローゼットにしかありませんでした。

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 これは27階の廊下から、ブキッビンタン方面を見たところです。ちょうど、このホテルの裏手がバー等が立ち並ぶ地域で、夜遅くまでどんちゃん騒ぎをしていました。

 写真左中ほどのビルが明るく照らされているところから右上に延びる道がアロー通りです。屋台が立ち並ぶ一大観光地ですが、このホテルから歩いて10分もしないで行くことができ、観光にも便利です。

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 ベッドに入ると、ライトアップされたKLタワーが見えました。毎日この風景を見ながら寝ていました。

 それでは次回のブログでは、パークロイヤルサービスドスイーツにあるアメニティや洗濯機や冷蔵庫などの付属設備について書いていきますので、もし宜しければ是非ご覧ください。

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